筆者は長い間サラリーマンでした。ワイシャツ、ネクタイは常時着用で、その襟袖汚れ落としが悩みの種でした。
どんなに洗剤を替えても、襟袖汚れ落としの事前塗布液を塗って洗っても、毎日手洗いしても、干す時にいつもがっかりしていたのは、襟や袖の汚れが一切落ちていない事でした。
汗とかは落ちているので、清潔にはなっているのでしょうが、黒ずみが残っているのは、私自身の性格として許せるものではありませんでした。
やはり、毎日すっきりとした真っ白な襟袖のワイシャツを着たいじゃないですか。
そこで、元単身赴任サラリーマンが襟袖汚れを落とすために色々と試し、悩み抜いた結果、一番効果のあったベストな方法をお教えします。
必要な物
①酸素系漂白剤15~20g、②重曹15~20g、③お湯(40~50度)1ℓ位、洗面器、クッキングスケール、ゴム手袋、計量カップ
酸素系漂白剤が皮脂汚れを落とす理由
酸素系漂白剤は、繊維に付着した汚れを分解して落とします。汚れに酸素が反応し、分子が切断され、汚れが分解されます。酸素系漂白剤が効く汚れは、タンパク質や糖分、油脂類といった有機物に限られます。
石けんや合成洗剤などの界面活性剤は、汚れを繊維から引き剥がして落とします。
洗える枚数:長袖ワイシャツ2~3枚を対象とします。
これは、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)です。ドラックストアで売っていると思いますし、もちろんAmazonや楽天でも買えます。
ドラックストアに買いに行く時間のない人は、ご参考までに
重曹です。これも、どこのドラッグストアでも買えます。
同じく、ドラックストアに買いに行く時間のない人は、ご参考までに
50度のお湯1ℓです。
酸素系漂白剤を計量します。
まず、0g設定表示。
ご存知ですよね、器を置いて0表示を押すと、器の重さを引いて0gとし、正味計量が出来ます。
クッキングスケールを、お持ちでない人はご参考までに
15g計量します。
次に、重曹15g計量します。
まず、酸素系漂白剤をお湯に投入します。
泡立ち、臭いはほとんどしませんが、鼻の良い人は感じるかも知れませんので、混ぜる時はベランダか、外気のある所でやった方が良いと思います。
次に、重曹を投入します。
よく、混ぜます。混ぜても有毒ガスが出る事は、ありません。
ビフォーアフター
ビフォー①
1日半程、着たワイシャツです。
袖口はそうでもないですが、襟の汚れがひどいですね。
長年の黄ばみも少しあります。
アフター①
真っ白になり、折り返しの黒ずみが、取れてます。
ビフォー②
少し、Upです。汚くて申し訳ありません。
折り返しの部分が一番汚れていて、ここが残るんですよね。
アフター②
真っ白になり、折り返しの黒ずみが、取れてます。
ビフォー③
袖口です。汚れは襟ほどではないですね。それでも筋汚れがあります。
アフター③
全体的に白さがUpしたような感じです。
洗い方
まず、最強の襟から歯ブラシの柄の方で押さえつけ、浸けて行きます。
最初に洗う時は、頑固な襟汚れは落ち難いですから、少し、長手方向に優しく揉み洗いします。
- 揉み洗いの時、液が跳ねる事がありますから、目に入らぬよう注意して行って下さい。
特に、小さいお子様にはご注意下さい。 - 製品の使用上の注意を良く読んで使用して下さい。
- 万が一、損害、傷害が生じた場合でも、当方は一切責任を持ちませんので、ご自分の責任の範囲内で行って下さい。
- もし、目に入った場合は流水で良く(15分以上)洗い流して、直ちに眼科医を受診して下さい。
襟を畳んで
次に、袖口を浸け込みます。襟も揉み洗いしておきます。
両袖が済んだら、お風呂場の椅子の上か、洗面台にでも置いて下さい。
24時間位、浸け置きしておきます。
軽く絞って、畳んで洗濯ネットに入れてそのまま洗濯します。
(水で洗い流す必要はありません。)
仕上がり
洗い上がりです。家のベランダで干している所です。
襟袖の皮脂汚れや、黄ばみが落ちて真っ白です。
輝く白さとは、この事かと思います(自画自賛)。
カラーワイシャツとか色落ちは大丈夫なの?
漂白剤と聞いて、色物の色落ちを心配される方も多いと思いますが、ここで使う酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤のようにきつくなく、色落ちの心配は全くありません。
ワイシャツも昔のように白だけじゃなく、カラーや、ストライプ柄、襟の内側にカラーが入ったりした物も多いですし、私もそんなワイシャツを愛用していましたが、色落ちの心配は全くありませんでした。
色柄物のカジュアルシャツの画像も、後日Upしたいと思っています。
- 但し、タグに塩素系漂白剤、酸素系漂白剤の使用禁止と言う表記がある場合は使用しないで下さい。
- 又、ご心配な方は、行わないないで下さい。。
- この方法は、当方の経験談を披露するだけのものであって、その結果を保証するものでもなく、これによって、生じた損害を当方が補償するものでもありません。
何回も、そうやって洗っている内に、段々と色落ちして来るんじゃないの?
それも大丈夫でした。
- 但し、タグに塩素系漂白剤、酸素系漂白剤の使用禁止と言う表記がある場合は使用しないで下さい。
- 又、ご心配な方は、行わないで下さい。。
- この方法は、当方の経験談を披露するだけのものであって、その結果を保証するものでもなく、これによって、生じた損害を当方が補償するものでもありません。
浸け置きしておいて生地が傷まないの
酸素系漂白剤に浸け置きすると生地が傷むからダメだとか、他の記事を見る事もありますが、私の場合には数年間このようにやり続けて来ましたが、ワイシャツがボロボロになる事もありませんでしたので、大丈夫でした。
- 但し、タグに塩素系漂白剤、酸素系漂白剤の使用禁止と言う表記がある場合は使用しないで下さい。
- 又、ご心配な方は、行わないで下さい。。
- この方法は、当方の経験談を披露するだけのものであって、その結果を保証するものでもなく、これによって、生じた損害を当方が補償するものでもありません。
まとめ
必要な物を再度、言います。
①酸素系漂白剤15~20g、②重曹15~20g、③お湯(40~50度)1ℓ位、クッキングスケール、ゴム手袋、計量カップ
これだけです。酸素系漂白剤や重曹の量は、ご自分で効果を見ながら適宜調整して下さい。量は、私が自分の洗濯ペースの中で、汚れの落ち具合を見ながら決めたものなので、実際に白くなった最低限の量と解釈して下さい。
浸け置き時間も、24時間位としたのは、私の場合、前夜に浸けてあくる日の夕方に洗濯機を回すパターンだっただけの事なので、皆さんは適宜落ち具合を見ながら、調整して下さい。
酸素系漂白剤は、強アルカリ性(ph10.5)ですから、手指の皮脂を強力に落としてしまいますので、皮膚の弱い方は手袋着用して漂白して下さい。
しつこいようですが、もう一度注意事項と免責事項
- 揉み洗いの時、液が跳ねる事がありますから、目に入らぬよう注意して行って下さい。
特に、小さいお子様にはご注意下さい。 - 製品の使用上の注意を良く読んで使用して下さい。
- 万が一、損害、傷害が生じた場合でも、当方は一切責任を持ちませんので、ご自分の責任の範囲内で行って下さい。
- もし、目に入った場合は流水で良く(15分以上)洗い流して、直ちに眼科医を受診して下さい。
- タグに塩素系漂白剤、酸素系漂白剤の使用禁止と言う表記がある場合は使用しないで下さい。
- 又、ご心配な方は、行わないで下さい。。
- この方法は、当方の経験談を披露するだけのものであって、その結果を保証するものでもなく、これによって、生じた損害を当方が補償するものでもありません。
頑固な襟袖汚れの落とし方については、クリーニング店さんや、その道のプロの方達の使用する洗剤や、やり方があり、そんな事なんて分かっているよ、と言われそうですが、私が単身赴任生活の中で見い出した、本当に真っ白になって気持ち良く洗濯物が干せた、実際のやり方をお話しただけなので、一度是非お試しになって下さい。
きっと、その結果に驚かれると思います。
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