ハイヤーとタクシーの違いについて調べ尽くしたよ

生活

気が付けば定年を迎えてからかなりの年月が経ち体力的にも精神的にも衰えを少し感じる時があります。

しかし、これからの10年間は夫婦の大切な時間として使いたいと思っています。

そんな時に、その名前は聞くけど使った事のないもののが沢山ありますが、その1つとして挙げられるものに「ハイヤー」があります。

高級な車を貸し切るくらいのイメージはあるのですが、果たして何に使うのか、そもそもタクシーとの違いは何なのか。知っている様で明言が出来ません。

知らないままでいるよりは知りたい。
そしてできれば1度は使ってみたい。
チャレンジしないとその機会そのものも訪れづらいでしょう。

そんなことを考えながらタクシーとハイヤーの違いについて細かい部分まで調べ尽くしてみましたので、その結果を分かりやすくシェアしていきたいと思います。

ハイヤーとタクシーの違い

利用システム、車種やサービスのグレードに明確な違いがあるので、表にまとめました。

【ハイヤーとタクシーの違い】

ハイヤータクシー
利用シーン冠婚葬祭などの非日常利用、会社間接待、VIP送迎日常生活での移動目的
営業形態完全予約制流し営業
料金システム営業所出入庫まで含む見積制、長期特別契約制距離と時間によるメーター制
車種トヨタレクサス、センチュリーなどの高級車トヨタクラウン、Japan Taxiなどの大衆車
サービス均質で高いホスピタリティードライバーによって質にバラツキ

ハイヤーは晴れの日に使用

ハイヤーとタクシーの違いは、上表の通りハイヤーは「晴れ(ハレ)の日」非日常の利用、タクシーは「褻(ケ)の日」日常での利用と分けられます。

タクシーは日常で気軽に利用できる公共交通インフラの一種ですが、ハイヤーは非日常での少し格式ばった個別交通手段で、交通インフラと呼ぶのには違和感があるものです。

ハイヤーの筆者なりの使い方(すぐにでも叶う事が出来る夢)

上記は、世間一般的なハイヤーの利用区分ですが筆者がハイヤーの具体的な利用を考えるとすれば旅先での観光案内などに貸し切りで利用したいですね。
今はマイカーを処分して、健康維持のためにもっぱら電車バスを利用しており、昔の若い時のように高速道路をぶっ飛ばして旅先に出向き観光する機会もほとんどありません。
そこで筆者の自分なりのハイヤーの使い方として、最寄りの駅までは鉄道を利用して、そこからはその土地に精通したベテランドライバーさんに隠れた観光地や食事処を案内してもらい、夫婦二人で静かに楽しく、つつましやかな旅行が出来たらなと思っています。
こういう使い方もハイヤー利用の醍醐味だと思います。
そこで、筆者のささやかですが実現可能な夢をちょっとリサーチしてみました。

身近な理想の旅行先

筆者は北海道には函館に会社の旅行で一度だけ行った事があるだけで、のんびりと観光もした事がありません。そこで、前から行ってみたいと思っていた小樽観光を主として、定山渓温泉を宿泊地に選び観光ハイヤー(タクシー)の利用でどれ位掛かるのかリサーチしてみました。

カムリ・インプレッサ
(4名乗り)
アルファード
(6名乗り)
貸切料金
(時間制運賃)
最初の2時間/17,350円(迎車料金含む)
以後1時間毎6,820円
最初の2時間/24,200円(迎車料金含む)
以後1時間毎9,680円
車種指定料1,000円
時間指定予約料300円300円

出典:豊浦ハイヤー

<北海道小樽観光・定山渓温泉コース>を想定してみました。

トヨタカムリ利用の場合

小樽市内観光3時間24,170円(昼食、散策、移動)
(最初の2時間が17,350円、以後1時間毎6,820円)

朝里峠
定山渓温泉まで1時間6,820円(小樽駅~定山渓温泉まで約44km)
計30,990円

35,000円もあれば、小樽市内観光3時間と定山渓温泉までの送り1時間が可能だろうと思います。
当然、宿泊費、行き返りの航空券、新千歳空港から小樽までの交通費等々が必要になって来ますが、それは個々の小樽駅までの交通手段の考え方によって変わって来ますので、あくまで小樽駅お迎え、観光、定山渓温泉お送りの貸し切りハイヤー(タクシー)のみの特定企業の料金調査結果です。

従って、この調査結果が全てではなく、金額に高低差がある事をご承知おきください。

 

ハイヤーとタクシーは車種が違う

タクシーの場合は最近ではJapan Taxi、クラウンコンフォートなどの大衆車が多いです。

ハイヤーとなるとレクサス、センチュリー、クラウンなど黒塗りの高級車となります。

又、ハイヤーにはタクシーのようなルーフにTaxiと分かる表示灯(行燈)がありません。
但し、ナンバープレートは営業車緑ナンバーです。

ハイヤーは完全予約制

流しのタクシーのように自分が乗りたい時に手を挙げて掴まえて目的地へ移動すると言うような乗り物ではありません。

個人の場合は事前に予約をして日時目的地を元に見積相談をして条件が合えば依頼をするものです。

企業の場合では事前に見積依頼をして車種、台数、支払い条件などの協議を行い決定運用するものです。

 

ハイヤーとタクシーでは料金体系が違う

タクシー料金は基本的にはメーター制で、それに迎車料金、予約料金などが加味されますが、ハイヤーは見積契約制です。

具体的には、営業所の出庫から指定箇所へのお迎え、目的地への輸送、更には目的地から出発地への送迎、営業所への帰庫などに加えて、高品質なサービスを併せて提供するものですから、1日のドライバーの賃金、早出残業の割増賃金、社会保険料、車の減価償却費、燃料代、サービスを提供するための教育研修費、管理部門の一般管理費、営業利益などが加味され、必要な価格も高くなります。

ハイヤーとタクシーの支払い条件

タクシーは前述の通り、メーター制で降車時に現金或いはクレジットカード、電子マネーなどによるその場での精算が必要ですが、ハイヤーの場合は、事前の取り決めを行って運行されるものですから、基本的には後払いシステムが採用される形が多いです。

 

ハイヤー以外その他の委託契約の存在について

ハイヤーと少し性格の違う専属運行契約も、世の中には存在します。

それは、「車両運行管理委託業務委託」と言うような名称で、主に役所関係とか社会福祉協議会など公共機関での採用が多いのですが、1台から複数台の乗用車或いはマイクロバスなどの運行管理(1台月額30万とか40万)を入札により決定し、委託契約をするというものがあります。

車は発注元で用意をするから、車の簡易な維持管理と運転業務をお願いすると言うような形ですね。

これと同様の契約形態で民間企業においても経費節減を念頭にドライバーのアウトソーシングが行われる例があります。具体的には、役員車などの運行管理業務です。

1人の専属運転手を職員として採用すると、有給休暇取得などの交代要員も含めて2人は必要になる事からコスト節減の目的で、このような外部委託契約が重宝される訳です。

タクシー会社でもその部門を有する所ももちろんありますが、世の中にはそれを専門に業とする企業も存在します。

 

まとめ

ハイヤーとタクシーの違いを述べて来ましたが、我々一般大衆ではハイヤーに乗る機会という事は、冠婚葬祭など人生においてそう何度もある機会ではないと思います。

しかし、その気になればいくらでも人生を楽しむ事が出来るのではないでしょうか。

スペインの作家ミゲル・セルバンデスの名言に「幸福は富そのものによって得られるのではなく、富を使って初めて得られるのだ」とあるように、晴れの日に思い切ってハイヤーを使ってみて幸せを享受しようではありませんか。

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