筆者がサラリーマン時代にお昼の定食屋でエビフライを頼む事が少なくなかったのですが、その店はエビの背わたを取らないやり方で、いつも取ってくれれば良いのになと思っていました。
この記事を書くまでは、エビの背わたは内臓の器官か何かだと思っていました。
しかし、この歳になって来るとあれは一体何だったのだろうかと思うようになり、本気で調べてみました。
エビの背わたとは何?
エビは雑食性で、海藻や小型甲殻類を食べますが、結論を言いますと、
「エビの腸に詰まったう〇こ」です。そのように聞くと食べるのをためらいます。
言葉だと分かりつづらいので、ちょっと図にしてみますね。
主に内臓を中心に描いています、血管とか触角、脚その他の器官は省略しています。
(エビの体構造模式図)
エビにも「口、胃、肝臓、膵臓、腸、心臓、脳、神経」などの器官が存在する事がお分かり頂けたでしょうか。
背わたを食べても大丈夫?
前章で、背わたは「エビの腸に詰まったう〇こ」と申し上げました。
毒性があるものではなく、少量なので食べても大丈夫なのですが、身と一緒に食べるとエビが食物を摂取した時の砂なども混じり、じゃりじゃりして食感と見た目が悪いので、出来たら除去して調理した方が良いでしょう。
背わたのないエビって何であるの?
背わたがないエビを見かける事があると思いますが、これは一週間ほど絶食させて腸の中をすっからかんにさせているからです。
背わたがないように見えても、腸管はあります。
エビの腹側の黒い筋は何?
これは、トップの章のエビ体構造模式図の通り「腹髄」と呼ばれる「神経索」で、腸管より絶対的に細く、食感や見た目にも影響しないので、食べても問題ありません。
エビの背わたの取り方
エビの背わたは、大きさの大小にかかわらず付いています。
小さいむきエビでも一人前に背わたがあります。
取り方の流れは、背わたの真上を体に沿って包丁目を入れてから、手か爪楊枝で取り出し、水洗いします。
①背わたの真上を体に沿って包丁目を入れる
②手か爪楊枝で取り出す
③水洗いしてキッチンペーパーで水気を取る
エビには結構汚れが付いているので、最後は水洗いしてキッチンペーパーなどで水気を取ります。
まとめ
エビの背わたが何だったのかは、調べてみてはっきり分かりました。
取るべき物である事は間違いないと思います。
エビと言う小さいながらにも、それぞれの器官が立派に備わっている事を知り、生命の偉大さを感じますね。
しかし、有頭エビの殻の中身(脳、胃、肝臓・膵臓、心臓など)を食べるのは、ちょっと?ですね。
好きな人は好きでしょうけれど、私は好きではありません。
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