96マイルは何キロ?距離と速さの単位を簡単に解説!

生活

このブログでは、長さを表すヤード・ポンド法の単位としての「インチ」について、「インチセンチ」シリーズとして1インチから始めて40記事ほどになります。
しかし、同じ長さ・距離を表すマイルについては一般的には中々馴染みがない事から記事数も少なめでした。

そこで、記事群としてのバランスを取る為と、インチがあるならマイルもあるのが当然の事から、今回6作目の96マイルの記事を書く事にしました。

内容は、96マイルが何kmなのか、逆の96kmが何マイルになるのか、球速96マイルは時速何mになるのか、この距離を移動するとした時の交通手段、道路種別毎の所用時間、球速96マイルは何秒でキュッチャーに到達するのかなど考えてみたいと思います。

96マイルは何キロメートル

96マイルが何kmになるかの前に、1マイルが何kmなのかを知っておかなければなりません。

1国際マイルは、1760ヤード、1ヤードは0.9144mなので

1国際マイル=1760ヤード=1760×0.9144m/ヤード=1609.344m=1.609344km≒1.61km
(1国際ヤード=0.9144m)

1マイル≒1.61km
96マイル≒96×1.61km=154.56km≒155km
となります。
しかし我々のような日本人ならば、これで納得が行くのですがこれがアメリカやイギリスの方でしたらどうでしょうか。
96kmと言われてもピンと来ないのは、同じ事だと思います。
そこで、逆の96kmが何マイルになるかを次章で計算してみます。

96キロメートルは何マイル

1kmが何マイルになるかを出さないと96kmが何マイルになるかは分かりませんから、

1マイル/1.609344=1.609344km/1.609344
0.6213711・・・=1km

1km≒0.62マイル
96km≒96×0.62=59.52≒60マイル

となります。

60マイルについてのトピックスとして、イギリスの自動車法定速度の事を少しだけ紹介します。

イギリスにおける自動車の法定速度は、道路種別、車線数、市街地区分などによって違いがありますが、一般道路において二車線以上の場合は時速70マイル(時速113km)、一車線の場合は時速60マイル
(時速96km)と定められており、結構速いですね。

ただ、イギリス各地の市街地では対人受傷度合い低減のため、30マイルから20マイル制限への導入が進められているようです。20マイルと言えば30kmそこそこなので遅く感じますが、安全のためには仕方がないようですね。

次に、距離96マイルは約155kmですが、これを時速にするとどうなるでしょうか。

時速(球速)96マイルは、時速何キロメートル

時速と言う事は、毎時つまり1時間(h)当りの距離の事ですから

時速(球速)96マイル/時≒155km/h

となります。

次に、96マイル以外の距離をキロメートルに換算したり、逆にキロメートルをマイルに換算する場面もあるかも知れませんので、それらを計算する計算機の小ブログ記事を紹介します。

マイルをキロメートルに換算

マイルをキロメートルに換算する計算機は下記小ブログ記事にあります。
リンクカードをクリックして頂きますと、別タブが開き計算機の場所へ飛びます。

1マイルは何キロ?距離と速さの単位を簡単に解説!
筆者は元々世間的には機械屋と呼ばれる部類の人間でして、ヤード・ポンド法の長さの単位のインチについては工学の初期の段階で機械設計製図や、旋盤実習などを通じてイギリス系のウィットネジやアメリカ系のユニファイネジについて勉強したものです。...

 

キロメートルをマイルに換算

キロメートルをマイルに換算する計算機は下記小ブログ記事にあります。
リンクカードをクリックして頂きますと、別タブが開き計算機の場所へ飛びます。

1マイルは何キロ?距離と速さの単位を簡単に解説!
筆者は元々世間的には機械屋と呼ばれる部類の人間でして、ヤード・ポンド法の長さの単位のインチについては工学の初期の段階で機械設計製図や、旋盤実習などを通じてイギリス系のウィットネジやアメリカ系のユニファイネジについて勉強したものです。...

 

今まで、当然の事ながらマイルを距離として捉えていましたが、その距離が交通手段によってどれ位掛かるのか、カーナビと実際の違いを考えてみたいと思います。

96マイル移動時の交通手段別所要時間の目安

車の場合

一般道路でのカーナビ設定速度による所要時間

カーナビの一般道路での到達予定時刻に使われる設定速度は、30km/hです。

従って、

155km/30(km/h)≒5.17時間=5時間+0.17×60分=5時間+10.2分≒5時間11

一般道路での実際の平均速度による所要時間

一般道路での実際の平均速度は、20km/hです。

155km/20(km/h)=7.75時間=7時間+0.75時間×60分=7時間+45分=7時間45

約2時間30分強の差が出ますね。
休憩、その他の遅れも考え合わせると、最低8時間半は見ておいた方が良いでしょうね。

高速道路でのカーナビ設定速度による所要時間

高速道路でのカーナビの目的地到達予想時刻に使われる設定速度は、80km/hで計算されて出ます。

従って、

155km/80(km/h)≒1.9375時間=1時間+0.9375×60分=1時間+56.25分≒1時間57分≒2時間

高速道路での実際の平均速度による所要時間

高速道路でも道路線形、上り下り、渋滞の有無などによって実際の平均速度は60km/h程度と言われています。

155km/60(km/h)≒2.58時間=2時間+0.58×60分≒2時間+35分=2時間35分

 

自転車の場合

一般的な自転車の平均速度は、15km/hですので

155km/15(km/h)≒10.33時間=10時間+0.33×60=10時間+19.8分≒10時間20分

10時間半近く、自転車をこぎっ放しは現実的にあり得ませんが、96マイルを自転車で行くとなるとこうなります。

徒歩の場合

人の歩く速さは、年齢に反比例します。
筆者も若い頃は、時速4km以上で歩いていたと思いますが、今は3km/h位ですかね。

155km/4(km/h)=38.75時間=38時間+0.75時間×60分=38時間+45分=38時間45分

96マイル155kmを徒歩で走破した場合の架空の計算でしたが、ここで又、昔に戻って江戸時代に江戸~大坂間を3日間で走り抜けた早飛脚の話を少ししてみたいと思います。

早飛脚のお話

早飛脚は、江戸~大坂間の東海道から京街道の伏見宿、淀宿、枚方宿、森口宿の四街道を合わせた東海道五十七次、約570km(約354マイル)をを3日間で走り抜けたそうです。

但し、一人が3日間走りっ放しではなく一人が10km位を時速8~12kmで現代のような舗装路ではない山砂利道を駅伝方式で届けたそうです。
3日で江戸~大坂間を走り抜けると言うのは、今でも遜色ないレベルのように思えますが、当時としては驚異的だったでしょうね。

しかし、この正三日限と言う三日目には到着する早飛脚の料金は銀700匁(もんめ)、銀1匁が現在の2,100円として1,470,000円と恐ろしい値段ですが、所用の人数(約60~70人)を考えれば、それほど高い訳ではない感じです。

現代の定型速達郵便料金は、基本料金が84円、速達料が260円の合計344円で投函日の時間が午前、午後を問わず翌日午前中に届くと言う素晴らしいシステムです。

我々は、このシステムを当たり前と思っていますが、昔の事に思いを馳せて現代に生きる有難さの気持ちを持ちたいものです。

球速96マイルは何秒でキャッチャーに到達するか

ピッチングマウントからホームベースの距離は、18.44m(60.6ft)です。
球速155km/hを秒速に変換すると、155km/3600秒≒0.0431km=43.1m/秒
1秒間に43.1m進むと言う事になります。

従って、所要時間は

18.44m/43.1(m/秒)≒0.4278秒≒0.43秒

となります。

人が、まばたきを1回するのに要する時間は0.15~0.75秒と言われていますから、目をつぶって開ける間もなしに球が来ていると言う事になりますね。

 

まとめ

球速96マイル≒155km/h
距離96マイル≒155km
距離96km≒60マイル

一般道路でのカーナビの距離96マイル到達予定時間≒5時間11(設定速度30km/hの場合)

一般道路での距離96マイル実際の所要時間≒7時間45(平均速度20km/hの場合)

高速道路でのカーナビの距離96マイル所用時間≒1時間57分≒2時間(設定速度80km/hの場合)

高速道路での距離96マイル実際の所要時間=2時間35分(平均速度60km/hの場合)

球速96MPHのピッチングマウント→ホームベース間所要時間≒0.43秒

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