27インチが何センチになるかと言うお話の前に、インチにまつわるお話を少しさせて頂きます。
皆さんの生活の中で直接に目にする事がない物に配管用炭素鋼鋼管(SGP)通称ガス管があります。
何だそれと思われたと思いますが、ガスや上水道の配管などに使われます。
これらの規格表示には、呼び径(その物の規格サイズを表すもの)としてmm単位の(A)表示と
インチ単位の(B)表示があります。
規格の実例として、例えばSGP-50AとSGP-2Bの呼称は違いますが同じもので、50Aの50は内径が
約50mm(正確には52.9mm)を表し、2Bも同じく内径が約2インチを表していますが50.8mmではなく同様に52.9mmとなります。
何でこんなお話をしたかと言いますと、インチが我々の生活にいかに浸透しているかを言いたくて、インチの一面(イ〇チメン?オヤジGag)として、ガス管のお話をさせて頂きました。
本記事では、27インチが何センチか、その計算の仕方、暗算の仕方を二通りと、27インチの身近な例、27インチディスプレイの縦横サイズや、その他の単位への換算値などを解説します。
計算方法
1インチは、2.54cmと厳格に定められていますから、27インチの長さは次のようになります。
単位の計算式(考え方)
単位計算の考え方も、数字の計算の考え方と同じ事です。
つまり、同じ数や単位の掛け算があれば2乗になりますし、同じ数や単位の割り算があれば双方に打ち消しあいます。
今回の例では、in × (cm/in)=cm と、分子分母にあるin同士が打ち消しあい、cmだけが残るので
掛け算が正しい事が証明されます。
試しに、割り算をしてみますと in ÷ (cm/in)=in × (in/cm) =in^2/cm と言う結果になり
1cm当り○○in2乗と無意味な計算結果となり、割り算は間違いだと分かります。
暗算の方法
暗算で答えを求めるにしても、どこまでの精度を求めるかによってやり方が変わってきます。
まずは、頭の中でサッと出来るように数値を簡略化して考えてみます。
概算暗算の方法
①1インチ=3cmと考えて計算します。
27×3=81cm
②余分な0.54cmを0.5cmと考えて計算します。
27×0.5=13.5cm
③引き算して、小数点以下があれば整数1位に切り上げします。
81-13.5=67.5cm≒68cm
正確な暗算の方法
正確な数値を求めるには、対象の数値を正確に捉えなければなりませんが、それでは暗算がしにくいので、先の概略暗算と同じ道を通る事にします。
①1インチ=3cmと考えて計算します。
27×3=81cm
②余分な0.54cmを0.5cmと考えて引き算します。
27×0.5=13.5cm
81-13.5=67.5cm
③小数点小数点以下2位の0.04を4/100の整数のイメージにして計算を行う。
④2つの数値を足す
67.5+1.08=68.58cm
これで、バッチリ正確な結果が出ましたね。
27インチ長さの目安
27インチ自転車
大人用として26、27インチサイズの自転車が最も多いと思われますが、27インチ自転車の適性身長は150~180cmで、見た目だけでなく両足の接地性など自分に合ったサイズを選ぶのが大切ですね。
ここで、自転車の27インチと言っても、どこを指すのでしょうか。
一般的には、タイヤの大きさ即ち外径を指します。タイヤの外側の直径です。
下図は、タイヤをはめるリムを省略した概念図です。
27インチディスプレイ
ディスプレイのサイズは、下図のように対角線長で表され、おまけにインチ表示ですから分かりにくいですよね。縦横サイズも次の章で詳しく計算しますが、併せて表示しておきます。
ディスプレイのインチ数はセンチ換算できる? 縦横サイズは?
【計算結果の画像】
27インチ
上記の計算式が下記小ブログ記事内リンク先にありますので、一度ご覧下さい。
ディスプレイの大きさは、何故対角線長なの?
テレビやディスプレイのサイズを表すのにインチを基にする型表示があり、32型テレビとか27インチディスプレイとか当たり前のように言っていますが、その起源由来について調べてみました。
インチからセンチ以外の換算
インチからセンチへの換算が最もポピラーだと思いますが、その他にも何メートルなのか、何キロメートルなのか、或いは変わった所で何尺になるのかなどを紹介します。
27インチは何メートル
1in=2.54×10^-2(m/in)
1in=2.54(cm/in)×1/100(m/cm)=0.0254(m/in)
=2.54×10^-2(m/in)
27インチは何キロメートル
1in=2.54×10^-5(km/in)
1in=2.54(cm/in)×1/100,000(km/cm)
=2.54×10^-5(km/in)
27インチは何尺
1in=2.54(cm/in)×1/1(尺/30.303cm)=2.54cm×1尺/30.303cm
=0.08382(尺/in)=8.382×10^-2(尺/in)
まとめ
テレビやディスプレイを選ぶ時に、対角線長で画面の大きさをイメージする事は非現実的ですから、やはり一番必要なサイズは縦横の大きさですよね。
そして、最も普及していると思われる縦横比16:9での27インチサイズの縦横寸法や、概略暗算の仕方などをお示ししました。
又、普段当たり前のように言っているディスプレイのサイズ表記がどうして対角線の長さなのかも
参考までに別記事に掲載していますので、ご興味のある方はご覧下さい。
尚、28インチ以上の記事については、下記小ブログにありますので、ご覧ください。
上記以外のインチ関連記事については、下記からご覧下さい。
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