「TVTest」や「TVRock」の導入当初は、ちょっとした設定の誤りとか、リストの記述間違い、CATVの場合の特殊な設定等、様々な要素によって真っ黒な画面のまま何も映らなかったり、予約録画が出来なかったりして、その原因が全く分からない場合が多々あります。
又、最近では4K放送の開始に伴うBS衛星送信機のチャンネル周波数席替え(トランスポンダ移動)があった事で、普通のテレビでは直ぐに変更出来るチャンネルスキャンもTVTestやTVRockでは手動で行わないと、放送が映らなくなったり、録画が出来なくなったりします。
※トランスポンダとは、BSの衛星送信機のチャンネル周波数編成の事。
それらの原因を調べていって、導入当初から最近に至るまで私が失敗して経験し修正した事、又、その他遭遇した症状と、その原因、解決方法を共有したいと思います。
TVTestが映らない原因やTVRockで録画が出来ないのは何パターンか考えられます。
この記事ではその症状と原因ごとに解決方法を図解でわかりやすく解説しています。
尚、2022年3月に改編された新BSチャンネルTVTestの視聴設定については、下記小ブログ記事をご参照ください。
TVRockの録画設定変更については、下記小ブログ記事をご参照ください。
それでは、まず「(症状の1つ目)NHKBSプレミアムが急に映らなくなった。」から見ていきましょう。
又、NHKの「BSプレミアム」が2023年11月30日をもって放送終了となり、2023年12月1日から、「NHS BS」と「NHK BSプレミアム4K」にて放送されます。
「NHK BSプレミアム4K」のみの作品も一部ありますが、ほとんどの「BSプレミアム」の番組は「NHS BS」にて放送されるので、各設定についてはそのままで結構かと思います。
この事から「NHKBSプレミアム」を「NHK BS」と読み替えて下さい。(記事タイトルは変更済)
- (原因3-1)Windows 7 SP1 KB2670838 更新プログラム
- (原因3-1の対処法)
- (映らない原因3-2)BonDriver.ini構成リストに[M2]記述が無い。
- (原因3-2の対処法)
- (映らない原因3-3)TvRockOnTVTest.iniの構成リストがケーブルテレビ用に変更されていない。
- (原因3-3の対処法)
- (映らない原因3-4)Microsoft DTVデコーダのバグ未修正
- (原因3-4の対処法)
- (映らない原因3-5)B-CASカードリーダー接触不良
- (原因3-5の対処法)
- (映らない原因3-6)TVチューナードライバーにPBDA版を使用している
- (原因3-6の対処法)
- (映らない原因3-7)Microsoft Visualランタイム不足
- (原因3-7の対処法)
- (原因3-7の対処法)2023.06.16追加
- (映らない原因3-8)アンテナレベルCN比(信号品質)の問題
- (原因3-8の対処法)
- (映らない原因3-9)TVチューナーデバイスの認識不良とチューナーが使用中
- (原因3-9の対処法①)
- (原因3-9の対処法②)
- (映らない原因3-10)BonDriverの検索フォルダの指定場所と、実際のディレクトリが違っている
- (原因3-10の対処法)
- (映らない原因3-11)映像デコーダーの問題
- (原因3-11の対処法)
(症状 1 ) NHKBSプレミアムが急に映らなくなった。(BSジャパンも)
(原因 1 )トラポン席替え(NHKBSプレミアム)
総務省が、2018年12月1日からのBSデジタル新4K8K衛生放送を実施するにあたり、周波数の空きがなかった為、既存のBS周波数帯域内で枠を作り、BSジャパンは2018/4/16、NHKBSプレミアムにおいては、2018/5/08にチャンネルの切替えを行った結果、TSIDやチャンネル番号TVRockH(CH)の変更があった。
(原因1の対処法)
対処法として、4点の修正が必要です。
①BonDriver構成iniリストの変更
これから変更して行く訳ですが、念のためTVTest、TVTestフォルダのバックアップはしておいた方が良いと思います。これらを残しておくと、後でどこをどう直したかが分かりますし、最悪、元の状態に戻せますからね。
まず、
その前にiniリストって、どこにあるんだ?という人のために、ファイルの属性を表す拡張子の表示の仕方から、
左下隅のWindowsマークを右クリックすると、そこから上に向かってリストが出て来ると思いますが、その中のエクスプローラーを左クリックして下さい。
そうすると、このように出て来ていると思いますが、やや右上のファイル名拡張子にチェックを入れて下さい。これで、今のini拡張子が表示されると思います。
BonDriver PX W3PE S0.ini を開いて、NHK BSプレミアムを修正します。
↓
CH011=BS3/TS1,0,11765840,0×4031 に変更します。
次に、BSジャパンを修正します。
↓
CH004 = BS1/TS2,0,11727480,0×4012 に変更します。
変更する行の位置は、そのままで結構です。英数字だけ変えて下さい。
これをBSチューナーの数だけ変えて下さい。
一つ変えれば、ファイル自体をチューナー分の数だけコピーして、後で名前の変更で良いですね。中身は一緒ですから。
私の場合は、PX-W3PE分のBSチューナーがS0.ini,S1.ini の2つと、
PX-W3U3のBSチューナー分のS.ini の1つの計3つの構成ファイルを直しました。
②BonDriver PX W3PE S0.ch2 CH2ファイルのTSIDを下記のように変更して下さい。
CH2ファイルの設定変更です。
NHKBSプレミアム,0,10,3,,104,4,16626,1 を
↓
NHKBSプレミアム,0,10,3,,103,4,16433,1 に変えて下さい。
NHKBSプレミアム,0,10,3,,104,4,16433,1 に変えて下さい。
BSジャパン2,0,3,7,,172,4,16433,0 と
BSジャパン3,0,3,7,,173,4,16433,0 を
↓
BSジャパン,0,3,7,,171,4,16402,1 に変えて下さい。
BSジャパン2,0,3,7,,172,4,16402,0 に変えて下さい。
BSジャパン3,0,3,7,,173,4,16402,0 に変えて下さい。
③ch-bs.txt テキストドキュメントのTVRockH(CH) も変えて下さい。
↓
NHKBSプレミアム 771047473 103 に変えて下さい。
↓
BSジャパン 768557074 171 に変えて下さい。
④TvRock On TVTest.ini 構成ファイルのTSIDの16進と10進数を下記のように変更して下さい。
TvRock On TVTest.ini は、TVTest の Plugin の中にあります。
↓
0x4031=11766 を追加して下さい。
以上の修正で、NHKBSプレミアムとBSジャパンが映るようになります。
BS-1の所にBSジャパンを割り込ませ、BS-3のBSジャパンの空いた所にNHK BSプレミアムを持って来たと言う事ですね。学校の席替え見たいな感じですね。
BSジャパンとNHK BSプレミアムのトランスポンダ移行の新旧対比表です。
トランスポンダ移行新旧対比表 | ||||||
TP番号 | 中心周波数 (GHz) |
旧 | 備考 | |||
TSID | TSID | 利用チャンネル | TVRockH(CH) | |||
16進 | 10進 | |||||
BS-1 | 11.72748 | 0x4010 | 16400 | BS朝日 | 768557072 | |
0x4011 | 16401 | BS-TBS | 768557073 | |||
新 | ||||||
0x4010 | 16400 | BS朝日 | 768557072 | |||
0x4011 | 16401 | BS-TBS | 768557073 | |||
0x4012 | 16402 | BSジャパン | 768557074 | 追加 | ||
BS-3 | 11.76584 | 旧 | ||||
0x4030 | 16432 | WOWOWプライム | 771113008 | |||
0x4031 | 16433 | BSジャパン | 771113009 | |||
新 | ||||||
0x4030 | 16432 | WOWOWプライム | 771113008 | |||
0x4031 | 16433 | NHK BSプレミアム | 771047473 | BSジャパンと入替 |
計算式=中心周波数(MHz)×65536+TSIDの値
中心周波数は、少数第二位止め(1MHz止めの意味、0.1MHz以下は切捨て)で計算する。ちなみに、GHzはギガヘルツで、1000MHzのことですから、11.76584GHzは11765.84MHzになり、1Mhz止めで11765MHzとなる訳です。
NHK BSプレミアム=11.765×1000×65536+16433=771047473
BSジャパン=11.727×1000×65536+16402=768557074 となります。
(症状 2) BSプレミアムとBSジャパンが急に録画出来なくなった。
(原因 2)トラポン席替え(BSジャパン)
NHKBSプレミアムが急に映らなくなった原因 1と同じです。
(原因2の対処法)
TVRockの設定を下記のように修正します。
TVRockについては、設定→チューナーから
↓
NHKBSプレミアム のチャンネル 771047473 103 に変えて下さい。
↓
BSジャパンのチャンネル 768557074 171 に変えて下さい。
これを、BSチューナー分だけ全部変更して下さい。
私の場合、3、4、7、8チューナーをBSに充てていますので、4回同じ事を繰り返して変更しております。
以上の修正で、NHKBSプレミアムとBSジャパンの録画が出来るようになります。
(症状 3 ) TVTest.exe を実行してもTVが映らない。
取り敢えず、11個位の原因と対処法を列挙します。
(原因3-1)Windows 7 SP1 KB2670838 更新プログラム
TVTest_0.7.23 (x86版) を使用の方は、Windows 7 SP1用プラットフォーム更新プログラム (KB2670838)を当てるとTVTestが映らなくなります。
(原因3-1の対処法)
修正パッチを当ててください。
(映らない原因3-2)BonDriver.ini構成リストに[M2]記述が無い。
(原因3-2の対処法)
M2_Dec=1を記述
BonDriver_PX_W3U3_T.ini
BonDriver_PX_W3U3_S.ini に
[M2]
M2_Dec=1
この記述をコピペして下さい。
カードリーダーを外付けにしている人は、この記述は不要です。
また、TVTestのカードリーダ(E)は、なし(スクランブル解除しない)に設定して下さい。
(映らない原因3-3)TvRockOnTVTest.iniの構成リストがケーブルテレビ用に変更されていない。
この設定を有効にしないと、ケーブルテレビでは絶対に映りません。
(原因3-3の対処法)
私は、これで一週間悩み続けましたが、これで嘘のように解決しました。
このTvRockOnTvTest.iniファイルの詳細は、下記にその全容を記載しております。
ケーブルテレビでUHF、CATV局の2つある場合のTVTEST設定
(映らない原因3-4)Microsoft DTVデコーダのバグ未修正
Microsoft DTVデコーダを使用する場合、それに対するバグが修正されていない。
(原因3-4の対処法)
TVTest_0.7.23fix.patchをTVTest.exeに当てて下さい。
日付が2013/02/28 11:00になればパッチ適用終了です。
具体的には、
こちらから TVTest 0.7.23fix をダウンロードして、解凍します。
その中にある2つのファイルを¥TVTest フォルダにコピーして、
TVTest 0.7.23fix.exeをクリックして実行して下さい。
TVTest.exeの日付が、2013/02/28 11:00 になれば、適用終了です。
(映らない原因3-5)B-CASカードリーダー接触不良
単純な話ですが、PX-W3PEの内蔵B-CASカードリーダーの差し込みストロークが元々浅く、接触不良を起こしやすい。
(原因3-5の対処法)
最終的にB-CASカードの差し込み状況をしっかり確認する事
私も2回ほどこれで録画失敗した事があり、その原因に気が付くまで数時間かかった事がありました。これが、結構あるんですよ。
(映らない原因3-6)TVチューナードライバーにPBDA版を使用している
再生アプリケーションと、チューナードライバの不適合
(原因3-6の対処法)
再生アプリケーションで、Windows Media Centerを使用する場合は、PBDAドライバそれ以外のアプリケーションを使用する場合は、BDAドライバとなります。
PBDA、BDAの両方をインストール出来ませんので、使用するアプリを決めてからどちらかのドライバを選んでインストールして下さい。
PBDA⇔BDAを変更する場合について
PBDA/BDA Driverの両方をPCへインストールすることは出来ません。必ずアンインストーラを使用し、削除してから変更して下さい。
BDA Driverアンインストール用のバッチファイルは、場合はこんな感じで入ってます。
PBDA Driverアンインストール用のバッチファイルは、場合はこんな感じで入ってます。
再生アプリは、MPC-BEがオススメです。TSファイル再生がスムーズに出来ます。
後は、OS(32bit/64bit)に合わせて
PBDA_driver_32 、PBDA_driver_64 或いは
BDA_driver_32 、BDA_driver_64 を選択します。
(映らない原因3-7)Microsoft Visualランタイム不足
(原因3-7の対処法)
TVTest等DTV関係の各種ソフトを使用するには各種ランタイムが必要です。
下記内容は、PX-W3PE@ウィキより引用させて頂きました。
Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ(x86)
Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ(x64)
Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ ATL のセキュリティ更新プログラム※同一ページにx86x64両方ありIA64のものは不要
Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ MFC のセキュリティ更新プログラム
Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージ(x86)
Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージ(x64)
Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ ATL のセキュリティ更新プログラム※同一ページにx86x64両方ありIA64のものは不要
Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)
Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (x64)※32bit環境の人は(x64)は不要です
※64bit環境の人は(x86)を使用したソフトも使う可能性があるので、(x86)(x64)両方インストールしておきましょう
※上記はTVTestのみでなく、TvRock、EpgDataCap_Bon、Spinel、BonCasLink等すべてに対応できるランタイムリストです
自分が必要なソフトとランタイムを把握している場合、すべてをインストールする必要はありません
※必要のないランタイムをインストールしてしまっても問題ありません
つまり、よく分からない場合は全てインストールして問題ありませんこの他にMicrosoft .NET FrameWorkも必要となることがあるので、WindowsUpdateでインストールを済ませておきましょう
以上で下準備は完了です。出典:PX-W3PE@ウィキ
(原因3-7の対処法)2023.06.16追加
「MSVCR120.dllが見つからないため、コードの実行を続行できません。プログラムを再インストールすると、この問題が解決する可能性があります。」とのメッセージが出ましたら、
「Visual Studio 2013のVisual C++再頒布可能パッケージ」をインストールして下さい。
(映らない原因3-8)アンテナレベルCN比(信号品質)の問題
アンテナブースターやケーブルテレビ(CATV)からの信号が強すぎると受信不良の原因になります。
又、ノイズのせいでCN比が下がると目標アンテナレベルに達せず、映らなかったり、ブロックノイズが多発します。
(原因3-8の対処法)
下記内容は、PX-W3PE@ウィキより引用させて頂きました。
ドライバインストール直後、地デジ感度調整の初期設定は、オートモード(自動調整)の状態になっている。
出典:PX-W3PE@ウィキ
感度調整ツールについて
感度調整ツールはドライバファイルと同列にあるUtilityの中にあります。
このツールはPX-W3PEに内蔵された地上波デジタル用信号増幅コントローラの設定を行うためのものです。
地デジのシグナルは環境により変化します。ご使用環境にあわせてご自身で調整されることをお勧め致します。
下記内容は、PX-W3PE@ウィキより引用させて頂きました。
□同梱内容
readme.txt
ISDB-T_LNA_Auto_Mode.regISDB-T_LNA_Manual_Mode_Amplifier .reg
ISDB-T_LNA_Manual_Mode_Attenuation.reg
ISDB-T_LNA_Manual_Mode_ByPass.reg
readme.txt内容
□概要
PX-W3PEを使用中に本体内蔵の信号増幅チップをコントロールする。
□使用方法
ISDB-T_LNA_Auto_Mode.reg 実行 → 自動調整
ISDB-T_LNA_Manual_Mode_Amplifier.reg 実行 →規定値分増幅する
ISDB-T_LNA_Manual_Mode_Attenuation.reg 実行 →規定値分減衰する
ISDB-T_LNA_Manual_Mode_ByPass.reg 実行 → チップ無効
出典:PX-W3PE@ウィキ
下記内容は、PX-W3PE@ウィキより引用させて頂きました。
□詳細
レジストリにキーを登録しています。即時に反映され、再起動は不要です。
電波が強い区域(強電界地域)では、アッテネータモードを御利用下さい。
電波が弱い区域(弱電界地域)では、アンプモードを御利用下さい。
その他、ご自身で環境を構築している場合は、バイパスモードを御利用下さい。
出典:PX-W3PE@ウィキ
どうしても上手く行かない時は、アナログチックに市販のアッテネータ(減衰器)を取り付けて調整してみて下さい。
アンテナレベルについては、下記小ブログ記事に詳細があります。
(映らない原因3-9)TVチューナーデバイスの認識不良とチューナーが使用中
お使いのデバイス(PX-W3PE4とかPX-Q3PE4など)が、
おそらく、下のような「BonDriverの初期化ができません。」
チューナを開けません。
BonDriverにチューナを開くように要求しましたがエラーが返されました。
というエラーメッセージが出ていると思います。
(原因3-9の対処法①)
調べる方法は、
を右クリックしてプロパティを開くと、システムが表示されます。
次に、デバイスマネージャーを左クリックします。
サウンド、ビデオ、およびケームコントローラーの所で、スピーカーマークの>をクリックして下さい。
そうすると、下記のように各デバイスが認識されていれば表示されますので、確認して下さい。
もし、デバイスマネージャーの中にお使いのデバイスが表示されないか、注意マークが表示されている場合は、ドライバーを一旦アンインストールして、再度インストールし直して下さい。
アンインストール用のバッチファイルは、ダウンロードした中に入っています。
Unstall_Driver.bat をクリックして実行します。(プラグインもアンインストールされます。)
再度、Install_Driver.batを使って、ドライバをインストールします。(プラグインも自動でインストールされます。)
それから、再度先ほどのデバイスマネージャーを確認して下さい。ちゃんと認識されていると思います。
更に、PX-W3U3やW3U4のようなUSB外付けタイプは、特徴として良く認識不良を起こします。
電源アダプタを一旦抜くか、USBプラグを抜き差しすると復活します。
(原因3-9の対処法②)
簡単すぎて答えになりませんが、チューナ使用がダブっているので、別の空いているチューナを使用して下さい。
(映らない原因3-10)BonDriverの検索フォルダの指定場所と、実際のディレクトリが違っている
例えば、TVTest_0.7.23の中の、TVTest.iniのDriverDirectoryを確認して下さい。
ドライバーの格納場所が、相違しているとチャンネルスキャンも出来ませんし、視聴も出来ません。
ドライバーの格納場所を何かの拍子で移動させた場合、TVTest起動と連携していないので、ドライバーが見つからずチャンネルスキャンや、視聴ができない事例です。
うっかりすると原因が分からず、深みにはまることになります。
(原因3-10の対処法)
TVTestを起動して、設定を開きBonDriverの検索フォルダを指定し直して下さい。(要TVTest再起動)
右上の・・・をクリックしてBonDriverの参照先を指定してください。
BonDriverの検索フォルダの場所さえ一致すれば、これで完了です。
普通は、このBonDriverの検索フォルダの場所をこの設定欄で指定しますから、TVTest.iniファイルのBonDriverディレクトリは気にしないのですが、人のやることですから、このようなことも起こり得るということですね。
(映らない原因3-11)映像デコーダーの問題
最後になりましたが、
それは、
従って、その映像デコーダーを指定している場合はTVTestは映りません。
(原因3-11の対処法)
対策とすれば、2つあります。
そうすれば、TVTestのバージョンが0.7.23で、Windows10でもMicrosoft DTV DVD Video Decoder は使えます。
無料映像デコーダー筆者のおすすめは、下記小ブログ記事に紹介していますので、ご覧になって下さい。
(症状 4) TVRockで録画予約出来ない。
TVTestでテレビは映り、同時録画出来るがTVRockで予約録画が出来ない。
(原因 4)BonDriverの記述で、アンダーバーが入ってない
TVRockの設定を開いて、実行アプリでTVTest.exe を指定しているか確認します。
その上で
たった、これだけの事で上手く行きません。
(対処法 4)
TVRockの設定を開いて、
(症状 5) TVRockで予約番組と違う番組が録画される
(原因 5)TvRockOnTVTest.ini のターゲット設定相違
予約番組と違う番組が録画されてしまう原因は、
例えば下表のように、TvRockの設定とTvRockONTVTestの設定が違っていた場合、
DTV ターゲット |
チューナー | 判定 | TvRock設定 | TvRockONTVTest 設定の並び |
[DID_A] | T1 | 〇 | 地デジ | 地デジ |
[DID_B] | T2 | × | 地デジ | BS/CS |
[DID_C] | T3 | × | BS/CS | 地デジ |
[DID_D] | T4 | 〇 | BS/CS | BS/CS |
[DID_E] | T5 | 〇 | 地デジ | 地デジ |
[DID_F] | T6 | × | 地デジ | BS/CS |
[DID_G] | T7 | × | BS/CS | 地デジ |
[DID_H] | T8 | 〇 | BS/CS | BS/CS |
チューナーT1、T4、T5、T8は、TvRockの設定とTvRockONTVTestの設定が一致するので、指定した放送局で予約録画出来ますが、チューナーT2、T3、T6、T7は、各々の設定が一致しないので、予約番組が指定通り録画出来ません。
これは、最終的にはTvRockの設定が優先されるため、TvTestとTvRockの橋渡しをするTvRockONTVTest設定が無視されて起る現象です。
(原因5の①対処法)
TvRockの設定は、そのままにして
DTV ターゲット |
チューナー | 判定 | TvRock設定 | TvRockONTVTest 設定 |
[DID_A] | T1 | 〇 | 地デジ | 地デジ |
[DID_C] | T3 | 〇 | BS/CS | BS/CS |
[DID_B] | T2 | 〇 | 地デジ | 地デジ |
[DID_D] | T4 | 〇 | BS/CS | BS/CS |
[DID_E] | T5 | 〇 | 地デジ | 地デジ |
[DID_G] | T7 | 〇 | BS/CS | BS/CS |
[DID_F] | T6 | 〇 | 地デジ | 地デジ |
[DID_H] | T8 | 〇 | BS/CS | BS/CS |
上の表のDTVターゲットをアルファベット順に並び換えると、
TvRockの設定と、TvRockONTVTestの設定が合致して、修正された事が分かると思います。
DTV ターゲット |
チューナー | 判定 | TvRock設定 | TvRockONTVTest 設定 |
[DID_A] | T1 | 〇 | 地デジ | 地デジ |
[DID_B] | T2 | 〇 | 地デジ | 地デジ |
[DID_C] | T3 | 〇 | BS/CS | BS/CS |
[DID_D] | T4 | 〇 | BS/CS | BS/CS |
[DID_E] | T5 | 〇 | 地デジ | 地デジ |
[DID_F] | T6 | 〇 | 地デジ | 地デジ |
[DID_G] | T7 | 〇 | BS/CS | BS/CS |
[DID_H] | T8 | 〇 | BS/CS | BS/CS |
TvRockOnTvTest.iniファイルのアルファベットの順番を、DID_A、DID_C・・・に変えるだけです。
TvRockの設定とTvTestのPluginsの中に入れるTvRockONTVTestは、別々にファイル操作をするため、中々気がつきにくいですが、一度二つの設定を良く見比べて、相違があれば修正して下さい。これを、案外見落としている事が多いです。
(原因5の②対処法)
TvRockのチャンネル設定で、チャンネル番号とサービス番号に相違がないか全チューナー分をチェックしてみて下さい。
チェック対象元ファイルは、TvTestの中にあるチャンネルリストファイルch-ts.txt と、ch-bs.txt です。
例えば、NHK 総合・神戸 なら、32がチャンネル番号、43008がサービス番号です。
BS/CSで、NHK BS1なら、786186481がチャンネル番号、101がサービス番号です。BS/CSのチャンネル番号の桁数が多いですが、一つ一つ確認して下さい。
(症状 6) TVRockで番組情報が取得出来ない。
(原因 6)番組情報の取得設定レベルとTVRockの設定不良
(原因 6の①対処法)
これにより、直前の放送変更にも対応可能となります。
番組情報取得レベルは下位互換なので、この例では「レヘル2」であれば「レベル1」の毎日取得も実行されます。
又、複数デバイスによる取得にチェックを入れておくと、取得が高速になります。
(原因 6の②対処法)
http://localhost:8969/○○○○○○/
※TVRockの再起動と言っても難しい事では、ありません。一旦、TVRockを終了させて、又、起動させるだけの事です。
TVRockのアイコンがないという方は、画面下のタスクバーの空いた所を右クリックして、タスクマネージャー → プロセス又は、詳細タグからTVRock.exeを右クリックして、タスクの終了をクリックしたら、プログラムは終了します。
WEBブラウザを起動して、下記のアドレスを入力して下さい。
http://localhost:8969/○○○○○○/nobody
すぐに、番組情報を取得する場合は
地上波全チェック、BS全チェック、CS全チェックをそれぞれクリックして、記憶するもクリックして、開始をクリックすると番組情報を徐々に取得して行きます。
大体30分位かかると思います。
それと、どうしても番組情報が取得出来ないチャンネルがたまに出て来る時がありますが、
最後に
- NHK BS のTVTestが映らない
- TVTest.exe を実行してもTVが映らない
- TVRockで録画予約出来ない
これらの原因と対策について述べて来ました。
TVTestとTVRockは、非常に優れたアプリケーションであり、使いこなせればこれ以上のものはないと感じます。
しかし、反面気難しい所もあり、全自動で一ヶ所いじれば全体が修正されるというものではなく、この記事のようにコツコツと修正する必要があります。
こんな事で映らなかったのかとか、録画が出来なかったのかと言う事が多々あるのが、このアプリの特徴です。
チャンネルスキャンしてもTVRockのチャネル設定は何一つ変わらず、4チューナーなり8チューナー分を、一つ一つ直接入力しながら直したものです。
でも、諦めないで下さい。
上手く映った時や予約録画が予定時刻通りに始まり、終了した時の感動は導入した人にしか分からないものです。
TVTestが映らず、TVRockの予約録画が上手く行かず、このブログに来て下さる方のために、私の知り得る範囲で精一杯書かせて頂きました。
間違いもあるかも知れませんが、その時はご容赦下さい。
しかし、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
後で、また思い出した点があれば更新したいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
コメント
とても助かりました。
TVtestでTVを見るべくPT2,Pt3やPXW3U4を買ったのは
よかったのですが、BSプレミアムやテレ東が正しく選局
できずずっと悩んでおりました。
こちらのわかりやすい解説サイトのおかげで無事見れる
ようになりました。
心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。
田中さん
コメントを頂きありがとうございます。
少しでもお役に立てて大変光栄に存じます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
px-w3pe+spinel windows10 環境なのですが、
サーバー側は普通に音声、映像とも問題ないのですが、
クライアント側も、受信は間違いなくしており、
クライアント側のtvtestの下側にはビットレート、番組名も表示されているようですが、音声、映像ともに表示されません。
原因としては、何が考えられるか、お知恵を拝借できないでしょうか。
佐藤さん
コメントを頂きありがとうございます。
私は、Spinelを使わない形で使用していますので、Spinelの設定については分かりませんが、
TVTestのカードリーダー(E)をドロップダウンリストの「スマートカードリーダ」に設定してみたらどうでしょうか?
後、既にお調べ済みと思いますが、こんなサイトもありました。
https://ameblo.jp/s–yoshitaka/entry-12088476216.html
Spinel.exeがあるフォルダに次のものをペーストします。
B25Decoder.dll (Multi2Decに同梱されている)
WinSCard.dll (TVtestフォルダからペースト)
CardReader_PX.dll (TVtestフォルダからペースト)
CardReader_PX.ini (TVtestフォルダからペースト)
以上、お役に立てませんがよろしくお願いいたします。
すいません。先程の追記です。調べてみるとドキュメントのtvrock内にBSテレ東.datとBSテレ東.grpはあるのですが他の局のように.prgが形成されていません。なぜかテレ東だけです。
このprgは何が引数で作られるのでしょう。TVRockの番組取得でも、ダイレクトでもテレ東は写っているのですが、番組表だけが抜け落ちます。1時間ぐらいつけていて番組表を再読込しても出てきません。
ひろりん様
コメントを頂きありがとうございます。
先程の追記ですとコメントを頂戴しましたが、こちらには届いておりません。
どちらに送られたのでしょうか?
困惑しておりますが、prgファイルが出来ない経験は私共にもありましたので、
その経験からお答え致します。
簡単に申し上げますと、「prg」と「prg2」拡張子を付けた空のファイルを作り、番組情報を取得すればOKになると思います。
具体的な手順ですが、
①メモ帳を開き、空のテキストファイルを作成しファイルの種類を「すべてのファイル」とし、「BSテレ東.prg」と名前を付けてデスクトップに保存します。
②作成した「BSテレ東.prg」ファイルのコピーを作り、拡張子を「BSテレ東.prg2」と変えて保存します。
③作成した「BSテレ東.prg」と、「BSテレ東.prg2」の2つのファイルをtvrockフォルダにコピペします。
④後は、通常の番組情報取得か、BSテレ東をTVTestで視聴すれば、2000KBから3000KBのファイル情報が取得されると思います。
以上ですが、よろしくお願い致します。
このページから送ろうとしているのですが送れません。
上記やってみましたがだめでした。
構成マシンはWindows10にPX-Q3U4をつけてTVTest+TVRockで動かそうとしています。
NHKBSプレミアム のチャンネル 771047473 103 に変えて下さい。とありますが771113009が正解ですよね。
他にチェックするべきファイルが有ればご教示ください
そうでしたか、失礼致しました。
「BSテレ東」は、2018年10月に「BSジャパン」から社名変更されており、BSテレ東のTVRockのチャンネルは「7685570074」サービスIDは「171」で、
NHKBSプレミアムのチャンネルは「771047473」サービスIDは「103」で間違いなく、私は正しく視聴出来ております。
BS放送は全国一律ですから、間違いないと思いますが。
2018年4月と5月のトランスポンダの変更に伴うものとして、チャンネルの席替えと追加ありましたので、記事内の「トランスポンダ移行新旧対比表」再度ご確認をお願い致します。
私は、2013年4月にTVTest、TVRockを設置設定して、記事も2018年12月に書いたものですから、現在のBSテレ東もBSジャパンのままになっておりますが、ご了承下さい。
後、まさかとは思いますがTVRockの番組表にBSテレ東(BSジャパン)が表示されていないのでしたら、TVRockの「ツール」→「チャンネルエディタ」で「BSテレ東」を追加してみて下さい。
ちなみに他にPT3+TVTest+TVRockのマシンも持っていますがこれは問題なく動いています。
両マシンともBonDriverが違うくらいでTVRock上でDIDが4つか8つかの違いがありますがS.dllとT.dllは各1個づつでもチューナーはマシンが割当どおりに動いてくれています。
ソースコードが読めないのどの部分がドキュメント内のtvrockにprgを作るのかわかりません。
PT3が完動なのにPX-Q3U4がしかも1個だけわからないのが気持ち悪いのです。
地デジが6波、BSも6波TS抜きで録画できているのにBSテレ東だけが云うことを聞いてくれないのです。
http://pckldg.com/archives/3558 のサイトや http://manbou.tea-nifty.com/blog/2018/04/bspt3tvtest-tvr.html 等私がPT3でトランスポンダ問題に悩んでいた時に読んでいたTVrockの変更についての記事では771113003とありましたのでそのように設定したら映りましたのであっていると思いますが。現状のPX-Q3U4マシンもその番号でTVRock側からもBSプレミアムは問題なく番組表が取得できています。
私としては問題点は唯一BSテレ東なのです。
ちなみに番組表エディタではなくチャンネルエディタですよね。これはは表示順を変えたりする時に使いますのでPT3時代から使い慣れており、BSテレ東もBSーTBSとBSフジの間に入れてあります。愛用していたD-Lifeが停波したときにも削除したりしました。
チャンネルエディタの間違いです、失礼致しました。
これは、番組表の体裁だけの事ですからね。
結論から申し上げますと自己解決いたしました。
TVTestのプラグインに入れたTVRockOnTVTest.iniの中のBSFrequencyを完動しているPT3と比べてみたら0x4012=11727が抜けていることに気がついて追加しまして番組情報取得をかけたところみごとBSテレ東の番組が取得できました。
ご迷惑をかけました。ちなみにBSプレミアムの件はまだわかりません。
そうですか、良かったですね。
TVrockとTVTestとの連携に、TvRockOnTVTest.iniは重要な役割を果たしていますからね。
こんばんは 初歩的な質問なのですが、PX-W3U4+TVTest_0.7.23で、NHKBSが映らなくなりました。試行錯誤しております。よろしく、ご指南のほどをお願いします
自己解決しました、アンテナ等環境問題だったような!?お騒がせしました。
コメントを頂きありがとうございます。
今、私なりに色々と悩んでいた所でした。
解決されて良かったです。
有難い情報がまとまっており大変助かりました
厚く御礼申し上げます
cを別環境に移したところ黒画面で原因がわからず困っていたところでした
(映らない原因3-7)Microsoft Visualランタイム不足
こちらが正に合致していたようですが、更に
visual studio 2013のvisual c++再頒布可能パッケージ
x86、x64のインストール
が必要なようです
TVTest-0.10.0ではエラーとなりませんが、
TVTest_0.7.23を試しに立ち上げてみたところ、
「MSVCR120.dllが見つからない」と表示され、
visual studio 2013のvisual c++再頒布可能パッケージ
の不足に気づきました
こちらこそ、ありがとうございます。
少しでもお役に立てて良かったです。
現在私は、TVTest0.7.23をPX-W3PEに、TVTest0.10.XXをPX-W3PE4で使用しています。
何かの拍子でインストールしたかは覚えていませんが、
「Visual Studio 2013のVisual C++再頒布可能パッケージ」は確かにインストール済でした。
おっしゃって頂いたランタイムの部分は、PX-W3PE@ウィキからの引用で、これを改変する事はできないので
(原因3-7の対処法)2023.06.16追加として「MSVCR120.dllが見つからないため、コードの実行を続行できません。プログラムを再インストールすると、この問題が解決する可能性があります。」とのメッセージが出たら以下のランタイムをインストールして下さいと言う旨の章を追加するようにしたいと思います。
貴重なコメントを頂き、ありがとうございました。