自作PCのメリット(楽しさ)・デメリットをカスタマイズメーカー製PCと比較

パソコン

世の中には、パソコンを自分で作ると言いますか、組み立てる人達がいます。

 

パソコンを仕事や趣味の道具として使うだけの人にとっては、何が楽しくてそんな事をするの?と言う素朴な疑問があると思います。

 

筆者は、中学生時代からトランジスタラジオのエッチング基板を配線図を基にして作ったり、真空管ステレオアンプの製作をしたりして遊んでいた電子少年でした。

 

パソコンについてはNECのPC-6601mkⅡのBASIC言語でゲームプログラム作りをやったり、その後は何台ものカスタマイズPCを購入して来て、遂に10年ほど前からTS抜きと言うオタクの世界を知り、それ専用のパソコンを作る事にしたのが、自作PCの世界に入ったきっかけでした。

 

それ以来、有名メーカー製PCや、カスタマイズPCには目もくれず、マザーボードや、PCケースを交換したり、グラボを拡張したりして遊んでいます。

 

そんな事はさておき、ここでは冒頭に申し上げた通り、パソコンを作る楽しさを少しでも知って頂き、その上で自作PCのメリット・デメリットや、カスタマイズPCのメリット・デメリット、コスト比較などをしてみたいと思います。

 

自作PCの楽しさメリット・デメリット

自作PCをすると言う何よりの理由は、色んな楽しさがあるからです。

それを知ってもらう事から始めたいと思います。

 

自作PCのメリット(楽しさを中心に)

楽しさにも色々な事柄があります。

まず、

部品選びの楽しさがある

筆者も含めて数多くの自作PC者が、自作する大きな理由がこれです。

 

頭の中で、まずPCの大まかな使途を決め、それに沿ってCPUは何世代を使うか、マザーボードはATXか、Micro-ATX、はたまたMini-ITXのコンパクトにするか、システムストレージはSATA3かNVMe接続SSDの500GBか1TB にするか、メモリは最低でも8GB2枚の16GBは欲しいなとか、

 

ユーザーフォルダーのHDDは2TB、録画保存用は4TBが良いなとか、バックアップ用のHDDも2TBにしてとか、電源ユニットは何W必要か、PCケースはどんな物にするか、等々これ以外にも沢山自分でPCの仕様を決めて、予算とも相談しながら頭の中や予算表で何台も組み立てるのです。

 

この仮想組立をして楽しむ事、これが自作PCの最大の楽しみです。

(この人間としての心理的欲求を満足させる事が、一番と言えます。)

この心情をご理解頂ければ、嬉しいです。

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プラモデル的楽しさがある

これは、前述の部品選びの楽しさに比べると、プラモデルを組み立てる時のような単純な楽しさで、緊張感を持ちながら部品の取付や配線接続を間違えないようにするスリルを味わうものです。

 

達成感がある

OSをインストールする前に、無事にUEFI BIOSが起動すれば、最低限のPCとしての機能が発揮された、と言う安堵感と言うべきものでしょうか。

 

世界に1台の自分専用のPCである

世界に1台しかなくても、それがどうしたと言う事で、大したモチベーションを維持するほどのものではないかも知れませんが、拘って自作される方には大きな自己満足感となるでしょう。

 

拡張性がある

後で、もう1枚PCIeにチューナーを取り付けたいとか、3.5インチ4TBのHDDをもう1台増設したいとかの拡張欲求が出て来ても対応しやすいと言うメリットがあります。

 

部品組合せ自由度の高さがある

特にゲームマシンを作るような場合、CPUよりグラフィックボードの重要性が遥かに高いので、CPUは第11世代のcore i5クラス位にしておこうかとか、その代わりグラボはGeForce RTX-3060Ti GAMING X 8G LHRにしようかとか、メーカー製カスタマイズPCにない自己欲求に特化したアンバランスで自由な組合せが可能です。

 

コスパの高さがある

予算的には、カスタマイズPCのような組立工賃がありませんから、同じ仕様でも2~3万円位は安くなります。

これは、コストメリットとなります。

 

最新の規格への組み直しがし易い

INTELの場合AMDと違ってCPUソケットが2世代位しか共通性がなく、世代交代によるグレードアップの選択範囲は狭いですが可能です。

 

AMDだとCPUソケットの急激な変更がないのでCPUの世代UPは容易です。

 

又、使っているグラボの能力がゲーム要求度に追いつかなくなった場合は、より高性能の最新グラボに差し換えれば済む事です。

 

これも、メーカー製PCにないメリットでしょう。

 

PCの知識・故障対応力が深まる

自作PCを行う上で、CPUやSSD、メモリ、電源など各部品のハード的な知識はもとより、Windows OSなどのソフト上の知識も必要になって来ますので、自然とパソコンに詳しくなるのは当たり前の事となります。

 

更に、もし不具合が生じても自己解決能力が求められますから、自然と知識・故障対応力が身に付きます。

 

これも、大きな財産となります。

 

不要なアプリが一切ない

大手メーカー製PCには、不要なセキュリティソフトの体験版とかメーカー独自のつまらない(失礼)アプリがこれでもかと言う位は言っていますが、自作PCには当然そんなものは一切ありません。

 

自作PCのデメリット

自作PCをする上でのデメリットを強いて挙げるとすれば、時間のない人、使うだけの人に取っては先ほどのメリットが大体デメリットになります。

 

部品選びなどをしている時間が無駄

パソコンを仕事の道具として使っている人に取って、仕事が大事であり道具の部材集めが大事な訳ではありませんから、当然そう言う事になるでしょう。

組み立てている時間が無駄

これも同様に、仕事が大事であり道具を組み立てる事が大事な訳ではありませんから、当然そう言う事になるでしょう。

達成感にメリットどころか、そんな余裕がない

達成感は、仕事によって得られるものだけではありませんが、仕事中心の人に取っては道具を作った達成感など必要がない事なのでしょう。

世界に1台でしかある必要がない

パソコンは、仕事をするための道具でありWindowsなり、Mac OSが正常に稼働してくれれば良いのであって、世界に1台である必要はないと言う事なのでしょう。

保証がない

部品個々の保証はあるかも知れないが、PCとしての不具合や故障についての保証は当然ありません。

自己解決するのみで、サポート保証がないと言う事は、仕事に支障を来すので困る事となりますね。

 

ここまででは、自作PCのメリット・デメリットについてお話して来ましたが、自作PC者の心情を少しなりともご理解頂けたでしょうか。

 

しかし、自分でPCをイチから組み立てる時間も、自信もない方に対して少しでも自作PCの楽しさを知ってもらう第一歩として、一般販売されているPCと自作PCの中間と言うべきカスタマイズPC(BTOパソコン)について、そのメリット・デメリットついても、お話ししたいと思います。

※BTOとは、Build To Orderの略で日本語にすると「受注生産」と言う意味です。
ただ、一から十までユーザーのオーダーが出来る訳ではなく、限られた少ない範囲内での選択オーダーです。

 

その後に、自作PCとカスタマイズPCの価格面についての比較も述べたいと思います。

 

カスタマイズメーカー製PCのメリット・デメリット

カスタマイズPCは、有名大メーカーや、中小パソコンメーカーが限定的な仕様の幅を持たせてユーザーに選択させる受注生産方式のパソコンを指します。

 

カスタマイズPCのメリット

限られた選択肢は用意されている

システムストレージ容量、追加HDD、メモリ容量、その他限られた要素について選択肢はある程度用意されています。

多少の面白味がある

メーカーが自社で決めた仕様の製品の中から選ぶ一般販売されているPCと違い、ある程度の選択権があるので多少の面白味はあります。

自分の手を煩わせる必要がない

カスタマイズメーカーサイト上で、主要パーツの限られたオプションを選択すると、リアルタイムに見積が出て、金額的に納得すれば発注ボタンを押すと注文となります。

後はその仕様に沿ってメーカーに組み立ててもらうだけなので、自分で手を煩わせる必要がありません。

10日もすれば、完成品が自宅に届けられるので、手間いらずと言う事になります。

部品選びする苦労が必要ない

規格が適合する部品を組み合わせた半オーダーメイドPCであるので、自作PCのように一から部品を選ぶ必要もなく、時間と労力の節約になります。

拡張性はある程度期待できる

Mini-ITX仕様のスリムコンパクトPCでない限り、ATX、Micro-ATXマザーボードの製品であれば、拡張性は十分にあります。

但し、内部構造の変更後の保証は、外れる事になる可能性が大となります。

最新の規格への組み直しが出来ない事ではない

システムストレージの空き容量が少なくなって来た時や、メモリの周波数を高いものに代えたい時など、分解改造は保証外となる事を承知すれば、出来ます。

 カスタマイズPCのデメリット

部品組合せの自由度が少ない

カスタマイズPCのメリットの冒頭に一般販売PCに比べて多少の選択権があるので少しは面白味があると言いましたが、部品組合せの自由度が少なく、メーカーお仕着せのPCなので自作PCに比べたら面白味は1/100以下でしょう。

値段に釣られて買うと大後悔する

安い価格のカスタマイズPCにはとんでもないCPUを載せているものもあり、値段だけに釣られて買うと激重パソコンとなり後で後悔することになります。

組立工賃の部分だけ高くなる

部品代は大量発注によるコスト削減があるかも知れませんが、一番高い人件費を掛ける組立工賃分だけ高くなります。

基本的には改造が出来ない

世間でPCの性能、規格がUPしても保証対象外となる事を承知であれば改造出来ますが、初心者が行うにはリスクがあります。

パソコン知識が身に付かない

リース会社や、販売店にお任せなので、何も分からず終いとなります。
当然、パソコンの知識・故障対応力など身に付かない事になります。

 

前章までは自作PCと、カスタマイズPCのメそれぞれのリット・デメリットについて、お話してその違いと自作PCの楽しさについては、ある程度理解して頂いたと思います。

しかし、一番大事な事は金銭面の事だと思います。

そこで具体的にどれだけのコストメリットがあるのかと言う事を、次の章では「自作PCとカスタマイズPCとの価格比較」について具体例を挙げてご説明したと思います。

価格比較表

カスタマイズPCには、OS、CPU、マザーボード、電源、メモリ、ストレージ、PCケースなど主要構成部品は標準で含まれているので、標準価格に自作PC並みに追加したオプション部分の価格を上乗せして、同一条件にして比較しています。

品名規格数量自作PC
(税抜)円
メーカー製カスタマイズPC
(税抜)円
OSWindows 10 Home 64ビット(パッケージ版)115,7750
CPUインテル Core i9-11900 プロセッサー (2.50-5.20GHz/8コア/16スレッド147,8000
CPUクーラートップフロー標準(リテール)クーラー100
マザーボードGIGABYTE B560M DS3H [Rev.1.0]
Micro-ATX
19,073
0
メモリCFD W4U3200CX1-8G [DDR4 PC4-25600 8GB 2枚組]18,2800
システムストレージcrucial M.2 SSD P2 CT500P2SSD8JP15,6160
M.2 SSD ヒートシンクM.2 SSD用ヒートシンクType2280規格サイズ1400400
2nd ストレージ3.5インチ2TB SATA3接続HDD
ユーザーフォルダー用
15,7406,400
3rd ストレージ3.5インチ2TB SATA3接続HDD
バックアップ用
15,7406,400
SATA3ケーブルストレート3本組17260
SATA 給電用 電源ケーブルSATA 給電用 電源ケーブル2分岐16820
光学ドライブASUS DRW-24D5MT11,9470
電源ENERMAX CYBERBRON ECB500AWT15,8350
ケースファンケース付属000
PCケースミドルタワーATXケース IN-WIN EA03519,0000
キーボードLogicool Wireless Keyboard K275(無線/日本語108 キー)11,4001,780
マウス【Logicool Flow対応・静音設計】M590 MULTI-DEVICE SILENT Mouse[グラファイト トーナル](無線/7ボタン)12,8643,580
モニター【23.0型】iiyama ProLite XUB2390HS-B5 [1920×1080/ AH-IPS・非光沢]117,81017,980
保証1年間100
標準価格138,688121,140
オプション価格036,540
合計138,688157,680
差額18,992

これらの仕様で、自作PCは税抜約140,000円弱、カスタマイズPCは税抜160,000円弱と約20,000円の差が付きました。

これは、主に組立工賃と言えるのではないかと思います。

この差を大きいと見るか、そんなものなら良いやと考えられるかは、個人の自由だと思います。

ただ、コスト面でのメリットだけではない事をご理解頂ければ、この記事を書いた甲斐があると言うものです。

まとめ

自作PCの楽しさを中心にそのメリット・デメリットと、併せてカスタマイズPCのメリット・デメリットについて筆者の主観による所の大な意見をもって書かせて頂きました。

自作PCは、部品選び、仮想組立をして1ヶ月でも2ヶ月でも、いや半年でも遊んでいられます。

その内、CPUの世代交代が進んでしまうと言う事は、自作PC者のあるあるです。

それ位、息を長くして遊べるのが自作PCの面白さです。

この楽しさを少しでも多くの人に分かって頂ければ、幸いです。

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