筆者が先日、速達郵便を出す機会がありました。
しかし、少し離れた郵便局まで持参して手続きするのが億劫で、自宅すぐ近くの郵便ポストから投函するため自前で速達表示のやり方、赤色ボールペンを使っても速達表示が出来るのか、その他に何を使って表示するのが良いかを調べてみました。
結果として無事に速達で出すことができましたが、やってみると結構気になる点があるんですよね。
特に手元に赤色ボールペンしかなかったので、「これで上手く塗りつぶしが出来るものか…」という悩みが印象に残っています。いざ終えてみると簡単なことではあるんですが、初めてだとやっぱり構えてしまうもの。
私と似た悩みを持つであろう方々に向けて、今回はボールペンで赤線を引いての速達表示が可能なのかを中心に、速達についてあれこれとお伝えしていこうと思います。
まず最初に、ルール的な説明から始めたいと思います。
速達表示の方法
速達表示には、最低限の規定があります。
縦長、横長の郵便物・ゆうメールの場合の表示位置
縦長の郵便物・ゆうメールなら表面の右上部に、横長の郵便物・荷物なら右側部に、赤い線を表示してください。差し出す際は、郵便窓口に差し出すかポストへ投かんしてください。
速達表示を赤色ボールペンで書いてもOKか
OKです。
前述の通り、規定では「指定箇所に赤い線を表示する」とだけあり、それと認識できる状態にすればスタンプ、赤色ボールペン、赤鉛筆、赤色油性マーカーであれ、何でも良い事になります。
では、実際に赤色ボールペンで速達表示をしてみましょう。
速達用の封筒を実際に作ってみた
長形3号縦封筒(幅120mm×235mm)の例です。
・引いた線に封筒の上端から5mm程度の位置に印を付ける
・その点を起点として封筒の横手方向に線を引く
画像では、既に5mmの位置決めした所から、横線を引っ張っています。
- その枠線に沿って赤色ボールペンで枠を書く
- 枠に沿って赤ボールペンで塗りつぶす
この時、ぐちゃぐちゃと塗りつぶすのではなくて、
2.「/」を今度は左下から右斜め上にはね上げ、1mmほど横に進み
3.1.に戻る
これらを繰り返して、塗りつぶす感じです。しかし、このような方法で塗りつぶす人なんかあまりいないと思いますが、筆者の性格的なものなのでご容赦ください。
仕上げに封筒の綴じ部分を開き、上端に塗りつぶしむらを消すために横線を引き直して完成です。
多少塗りむらが残っているかも知れませんが、赤い線と認知されると思います。
使ったボールペンは、「ゼブラ SARASA CLIP ジェルボールペン ボール径1.0mm 」を使用しました。
ボール径が、0.5mmとか0.7mmが一般的かも知れませんが、なるべく太目のボール径を選んだ方が綺麗に書けると思います。
CADで概念図も載せておきます。
赤色ボールペンしかない場合の速達表示を実際に行ってみましたが、本筋の最適解は何かと考えますと、
ボールペン以外で何を使うのが最適か?
線の太さといい、一発で書ける利便性と塗りむらがない事が良いかなと思いますが、赤線の上下左右幅が不均一で、筆者はあまり好みではありません。
少々塗りつぶすのに時間が掛かりますが、一番見栄えが良いです。受け取った方も手書きの速達赤線表示に好印象を持ってくれるのではないでしょうか。
赤色ボールペン、赤鉛筆、油性マジックの3種類の塗り見本です。
一番左側の赤色ボールペンが一番綺麗で明瞭です。
速達料金
手紙(提定形・定形外)の料金は、郵便物の基本料金に速達料金が加算されます。
改定前で、定形郵便物25g以内を速達で郵送する場合は84円+260円=344円ですが、
10/1より25gと50gまでの重量区分がなくなり一本化され、50gまでは
110円+300円=410円になります。
郵送料は、2024年10月1日に改定が予定されています。
速達の出し方
ポストに投函する
前述の重さ、形状、種別などによる料金の違いを良く確認して過不足のないようにする事が大切ですね。料金不足で受取人に差額を支払わせたりすると失礼な上、返送されたら元も子もなくなります。
郵便局の窓口に持参する
この場合は、局員に「速達で」と言って必要料金を支払えば自分で速達表示をしておく必要はなく、局員が速達赤線とスタンプを押してくれます。
まとめ
赤色ボールペンで速達表示が可能かどうか実際に検証してみました。
筆者の好みによる順位付けなので、一概には言えませんが。
2.赤色マーカーがあれば、一発で赤い線が引けて便利ですが、少々雑な感じはぬぐえず2番手かなと思います。
3.赤鉛筆は、少し色味が薄い感じがして頼りないので3番手ですね。局員さんが速達だと認識出来れば良いと言うアナログさが分かり面白かったです。
企業などにおいてたくさん速達を出す所は、100均で速達スタンプが良いのではないかと思います。
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