Windows10 サポート期限一覧とアップグレード対処法を簡単に解説

Windows

筆者が現在使用しているWindows 10 PCは、10年前に自作したINTEL第3世代のi7-3770S、チップセットはH77です。

Windows 10 が最終バージョンと言いながらこの度のMicrosoft社のWindows 11 アップグレードは信義にもとると思いますが、日進月歩するセキュリティリスクに対して止むを得ない面があり、仕方がないかなと思います。

しかし、Windows 10 のサポート期限まで未だ少々時間がありますので、この記事ではその明確な期限の表示と、自分のOSバージョンの確認の仕方を説明します。

更に、Windows 10 の最終サポート期限を過ぎても使い続ける場合のリスク、10での古いバージョンを使い続けるリスク、Windows 11 にアップグレードしない場合のリスクを解説します。

そして最後に、CPUの世代やTPMの問題でアップグレード出来ない場合のスキル別対処法、サポート期限後のWindows 10 マシンとしての使用可能環境も解説します。

Windows10 サポート期限一覧

最新バージョンの22H2のサポート期限は、2025年10月14日までとなっています。

この22H2が最終バージョンと言われていますが、サポート終了日までセキュリティ更新プログラムが毎月リリースされ、サポートが行われます。

それ以降は、セキリティアップデートが行われませんので、早めにWindows11にアップグレードしておく必要があります。

[サポート期限一覧表]

Windows 10 バージョンサポート期限(米国太平洋標準時)
バージョン22H22025-10-14 00:00:00
バージョン21H22023-06-13 00:00:00
バージョン21H12022-12-13 00:00:00
バージョン20H22022-05-10 00:00:00
バージョン20042021-12-14 00:00:00
バージョン19092021-05-11 00:00:00
バージョン19032020-12-08 00:00:00
バージョン18092020-11-10 00:00:00
バージョン18032019-11-12 00:00:00
バージョン17092019-04-09 00:00:00
バージョン17032018-10-09 00:00:00
バージョン16072018-04-10 00:00:00
バージョン15112017-10-10 00:00:00
バージョン15072017-05-09 00:00:00

 

Windows11無料アップグレード期限

更に、11への無料アップグレードについてもMicrosoftは次のように言及しています。

「対象となるシステムに対する無料アップグレードに特定の終了日は設けていません。しかし、Microsoft は無料アップグレードに対するサポートをいずれ終了する権利を留保します。」

 

引用:Microsoft 公式

これは、いつ無料アップグレードを止めて有料化にするか分かりませんよと言う意味に取れますが、2023年7月現在、Windows 10 のシェアが80%近くあり、早くWindows11にして下さいと言うMicrosoftの勧奨の意味ではないかとも思えますが、どうでしょうか。

 

Windows10のバージョン確認方法

バージョンの確認方法は2通りあります。

Windowsの設定から確認する

設定→システム→詳細情報の中段辺りにWindows の仕様としてエディションとバージョンが記載されています。

 

コマンドから確認する

Windows スタートマークを右クリック→ファイル名を指定して実行をクリック→winver と入力Enter でWindows のバージョン情報が表示されます。

 

セキュリティリスクとして何が起こるのか

Windows 10 のバージョンが古いままにしたり、Windows 11 へのアップグレードをしない場合にどんな怖い事が起きるのか、

ウィルス侵入の被害は、国内外の大手企業・病院などを問わず起きています。
未だ記憶に新しい2022年10月31日に起きた大阪の医療センターでの実例を紹介します。

引用:NHKNESWEB

ウィルスに汚染されて、この病院に何が起こったのか概要をお話します。

総合情報システム障害は病院業務全般に亘り、電子カルテの閲覧、病状確認、カルテ作成、外来診療、予定手術、救急診療、会計処理、薬の処方も出来なくなってしまった。
システム復旧したければ、多額の身代金を支払えと脅迫されたが、払う言われのないお金を支払う訳には行かず、その間、懸命のシステム復旧作業を行いながら紙カルテの運用で一部入院診療、外来診療を続ける事になったが、病院業務に多大な混乱と遅滞が生じた。
個人情報流失の多大な不安を患者側に与えた。
電子カルテシステムを含む基幹システムを再稼働させるのに約6週間を要した。
病院業務全般が完全復旧したのは年が明けた令和5年1月11日で、約70日間の病院機能の毀損と言う甚大な被害だった。

大阪急性期・総合医療センター(情報セキュリティインシデント調査委員会報告書について)

個人PCも、日々新たに発生するウィルスが狙っています。

下手をすれば、前述の病院のようにウィルス感染からPC内部の暗号化により一切使用不能にされ、元に戻したければ身代金を払えと要求される恐れもあります。
ネットバンキングの預貯金流失、各ID、パスワード、クレジットカードの決済情報などを抜き取られるかも知れません。

だからこそ、これら有象無象の目に見えない敵が日々抜け穴を探している中、このようなリスクを防ぐために

Windows 10 の最新バージョンへのアップデート(2023年8月現在の最新Ver.22H2)
毎月のセキリティ更新プログラムのインストール
最終的にはWindows 11 へのアップグレード

これらが大切なのです。

Windows11 にアップグレード出来ない場合の対処法

Windows 11 へのアップグレード基準は、前述の通り昨今のセキュリティリスク増大によりMicrosoft社も厳しくせざるを得なくなり、第8世代未満のCPUを搭載している現役バリバリのパソコンでさえ正常性チェックから外されます。

しかし、Windows 11 にアップグレードは何れ必須となる事から、この章ではCPUの世代の問題やTPM2.0が導入されていないチップセット(マザーボード)のためWindows 11 にアップグレード出来ない場合の対処法について、パソコンスキル別にお話します。

一般的なPC利用者

  • Windows11 対応のPCに買い替えるしかないと思います。(残念ながら)
  • 新品を買うより中古で程度の良い物を買うのも、一つの方法だと思います。

その場合の条件として、Microsoftでは、2016年7月28日以降に出荷されるWindows10搭載機についてはTPM2.0の実装を必須としており、又、CPUについては正常性チェックが合格する第8世代の販売開始日が2017年11月2日なので、両方の条件を満たす2018年以降の時期に発売されているWindows 10 パソコンであれば中古でも問題なくWindows 11 にアップグレード出来ます。

PC自作者

筆者と同じ自作PC派には釈迦に説法ですが、CPU、マザーボード、メモリの交換(DDR4なら交換不要)を行い5万程度で対応すると思います。Cドライブで使用しているSSDやHDDなどのストレージ、電源、PCケースは取り敢えず流用します。

ただ、ここで一つ注意点はCドライブのストレージのパーテイションスタイルがGPTである事です。

もし、マザーボードがUEFIのみ対応でレガシーBIOSに対応しないものであればMBRディスクでは起動出来ませんので、GPTディスクに変換しておく必要があります。

マザーボードがCSM(Compatibility Support Module)のレガシーBIOSとUEFIへの自動対応機能を備えていればMBRでも問題ないですが、セキュアブートがあるかどうかが問題です。
今時のマザーボードであれば、それがないなんて事はあり得ないと思いますが・・・

 

CSMについての詳しい説明は、下記小ブログ記事をご参照下さい。

UEFIとは何?初心者さんでもすぐわかるBIOSとUEFIの話
普通パソコンの電源を入れるとOSが即、立ち上がるように見えますが、実際にはOSの起動前にまず、接続されている各種ハードウェアのチェックや初期化をします。これを行うのがBIOSです。BIOSが起動部分の読み込みなどをしてから、...

 

MBRからGPTへのパーテイション変更方法については、下記小ブログ記事をご参照下さい。
筆者のCドライブのSSDは、元々MBRだったのですが来年辺りに予定しているWindows 11へのアップグレードへの前準備としてWindows 10 に備わっている「Windows PowerShell」を使ってGPTパーテイションに変更しました。

変換は、そんなに難しい訳ではなく、二段階のステップを必要としますが、変換可能と認証されれば、変換自体は1分程度で済みます。
OSやアプリの設定、ドキュメント類など全てに影響なくGPTに変換されます。

MBR形式をGPTに変換する方法!Windows10の標準機能で簡単
Microsoft 社がWindows 11 へのアップグレードのシステムファームウェア要件として、レガシーBIOSからUEFI(セキュアブート)への移行が必須となりました。そのためにはOSの入ったCドライブがMBRからGPTディスクパーテ...

 

その他の方法(中級、上級者向け)

①Windows 11 へのアップグレードに際し、正常性のチェック内容を削除して正常性チェックをパスする方法

②チップセットにTPM1.2しかないINTEL第4世代以降のCPUを搭載するPCのレジストリを変更してパスさせるMicrosoft非推奨の方法等がありますが、何れも私はお勧めしません。

③その他にも、TPM2.0モジュールをハード的に取り付ける方法もありますが、マザーボードとの関係で取付の可否があり、全てに通用する訳ではありません。

引用:Microsoft公式

何故なら、いくら11にアップグレード出来ても、毎月のセキュリティアップデートが受けられず、その都度最新版をアップグレードしなければならず、非常に手間が掛かるからです。

 

 

アップグレードせずに使い続ける事が出来るのか

10から11へのアップグレードせずにパソコンは使い続ける事は物理的に可能ですが、前述の通り大型の機能更新がなされず、毎月のセキュリティアップデートも受けられない状態で大事なデータの入ったパソコンを使い続けるリスクを考えると、事実上使えなくなると言わざるを得ません。

インターネットの接続を一切せずに、ExcelやWordその他アプリを使用する単独のWindowsマシンとして使うなら使う事は可能です。もちろんLANの中にも入れません。
そんな人(パソコン)がいれば、他の人(同一LAN内パソコン)に迷惑が掛かります。

要するに、無線LANも有線LANも外して、外界とは一切遮断された閉鎖空間での使用ならOKと言う事になります。

まとめ

Windows10 22H2のサポート期限は、2025年10月14日です。
その日以降、Windows10のままPCを使い続ける事はセキュリティリスクが高すぎます。
もし、使用しているPCがウィルスに感染して乗っ取られてからでは遅すぎます。

Windows 10 は、確かに2025年10月14日まで使えますが、それには最新バージョンへのアップデート、毎月のセキリティ更新プログラムのインストールが必須なのです。

そしてWindows 10 の最終バージョンのサポート期限が到来するまでに、Windows 11 へのアップグレードを済ませておくことが大切なのです。

もし、中古パソコンを購入しようと考えておられる方は、2018年以降発売されたパソコンを選べば、Windows 10パソコンでもCPUの問題(INTEL CPUであれば第8世代以降であること)や、TPM2.0の問題もクリアしていますので、無条件でアップグレードが出来ます。

前述したように「Microsoft は無料アップグレードに対するサポートをいずれ終了する権利を留保します」とあり、まさか有料化はないと思いますが、その前に出来るだけ早めにアップグレードしておくべきと考えます。

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