自作PCのメモリの選び方【2022】基準を項目毎に詳しく解説します!

パソコン

私は、元々電子部品オタクでパソコンも触り始めて40年になります。
1980年代当時のメモリ容量は640KBが標準であり、メガバイトMBじゃなくてキロバイトのKBです。
今のギガバイトの4GB、8GB、16GBなどに比べたら隔世の感があります。

さて、自作PCのメモリの選び方に慣れていない方は、何がポイントなのかがわからないのではないでしょうか。
私がいろいろ調べた中で『価格.com』さんの検索項目が、設定項目が的確で、選ぶポイントを知るのに大変に良いものと思いました。
今回はこの価格.comの検索項目をベースに解説していきたいと思います。

【自分らしいメモリの選び方】

これが価格.comの検索項目です。簡潔に分けられています。

価格.comメモリスペック検索

出典元:価格.com、2020年1月17日時点

今回のメモリは、前回のマザーボードと違って検索項目が多岐にわたることがないので、章の分類は行いません。

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メモリの選び方のポイント

メモリの選択基準で一番のポイントは、ざっくりと言って

①何世代のメモリにするか

②容量(何GBにするか)

③モジュール規格(転送速度何GB/sにするか)

この3点です、ここさえ押さえておけば間違いありません。

メーカー名

メーカー数は、ざっと数えても70社位ありますね。
自分の好きなメーカーとか、価格重視とか、選び方は人それぞれなので、ここでは特にメーカーの選択基準は指定しません。

メモリ容量

私のオススメは、最低1枚8GBです。
そうしておけば、将来に悔いは残さないでしょう。

メモリーの大きさは、良く作業テーブルの広さに例えられますが、正にその通りで広い作業用テーブルがあれば、色々な仕事をテーブル上で行っても余裕を持って出来るというものです。

メモリ容量は、昔は2GB2枚で4GBとか、4GB2枚で8GBが関の山でしたが、8GB2枚の16GBが当たり前になっています。

枚数

最低2枚です。

先ほど言いましたように、メモリの2枚挿しはデュアルチャンネル化の意味からも常道だと思われます。

デュアルチャンネル化とは、同容量、同規格のメモリを2枚1組として使用することにより、CPUやメモリ自体のデータ処理を高速化する技術のことを言います。

異なるメーカー間のデュアルチャンネル化ですが、同容量、同規格であれば達成可能と思われます。

メモリ規格

現在の主流は、DDR4 SDRAMです。

メモリ規格には、主として第1世代のDDR SDRAM、第2世代の DDR2 SDRAM、第3世代の DDR3 SDRAM、現行主流第4世代の DDR4 SDRAM、第5世代の DDR5 SDRAMなどがあります。

メモリインターフェース

デスクトップ用のDIMMと、ノート及び省スペースPC用のS .O DIMMがあります。
用途に応じて、どちらかを選択して下さい。

他のRIMMとか、MicroDIMMの選択肢は一般的にはありません。

低電圧対応

ノートパソコンでは、メモリースペックに要注意!!

DDR3 SDRAMには、LとかUの付くDDR3L SDRAMとかDDR3U SDRAMなどの低電圧版があります。

DDR3L SDRAM が動作電圧1.35V
DDR3U SDRAM が動作電圧1.25Vで、ノートPCで多く採用されている。

通常の1.5Vより低く省電力となっていますが、通常版仕様のノートPCにこの低電圧版のメモリを使うと壊れる恐れがあるので要注意です。

ECC対応

この項目はノーチェックで良いです。

ECCとは、「エラーチェック&コレクト」の略で、メモリ内データに発生した細かいエラーをチェックして修正する機能のことです。

厳密なデータチェックが必要な金融機関などのコンピューターに使用されるものです。一般使用のコンピューターにそこまでのエラーチェック、訂正機能は不要です。

Reg対応

この項目も、ノーチェックで良いです。

メモリの容量を増やすための技術で、メモリに特殊なICチップを追加してより大容量のメモリを搭載出来るようにしたものです。

これは、サーバーなどの大型コンピューターで使われますので、一般的使用のPCには無関係です。

モジュール規格

先のメモリ規格と、ここでのモジュール規格がメモリーの規格を代表します。

モジュール規格は、メモリーの世代と転送速度(GB/s)を表します。

例えば下表の通り、PC4-24000のモジュール規格であれば、第4世代で転送速度が24.0GB/sということであり、これがノート用であれば頭にS.O.DIMM が付いてDDR4 PC4-24000と表示されます。

デスクトップ用であれば、ノート用を表すS.O.DIMMが外され単純にDDR4 PC4-24000と表示されることが多いです。

モジュール規格転送速度チップ規格動作周波数
PC4-1700017.06GB/sDDR4-21332133MHz
PC4-1920019.2GB/sDDR4-24002400MHz
PC4-2130021.3GB/sDDR4-26662666MHz
PC4-22400
22.4GB/s
DDR4-2800
2800MHz
PC4-23400
23.4GB/s
DDR4-2933
2933MHz
PC4-24000
24.0GB/s
DDR4-3000
3000MHz
PC4-25600
25.6GB/s
DDR4-3200
3200MHz

これらを踏まえたうえでの私のおすすめは、

私が今狙っているおすすめのメモリ

メーカーはCrucial第4世代のDDR4 3200でPC4 25600 16GB 2枚組がコスパが良く狙い目です。
32GBあれば、少々のゲームや動画編集でも大丈夫でしょう。

価格.com(2022年8月14日時点)売れ筋ランキング1位です。

まとめ

メモリーの世代も、2020年現在はDDR4が主流ですが、いくらDDR4を使いたいからと言っても古い第3世代のCPUやマザーボードには使えませんし、マザーボードで対応する帯域以上のメモリーも使えますが後方互換となり、無意味ですので注意が必要です。

又、必要以上の転送速度を求めても、体感的には大差がないので8GB、2枚挿しデュアルチャンネル化して、ボリュームゾーンのモジュール規格製品を選択されるのがコスパ的に最善だと思います。

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