パソコンの時計を正確に合わせる簡単な方法!自動修正アプリの紹介も

これは正しい日本標準時と私のパソコンの時刻をチェックした合成画像です。

引用:国立研究開発法人情報通信研究機構

現在、パソコン内部時計というものは、一週間に一度アメリカのマイクロソフト社が公開しているタイムサーバーを使用して合わせる設定になっています。

しかし、この時計の精度というものは、元々それほど高くなく、合わせるタイミングでPCの電源が入ってなかったり、サーバーが混んでいたりすると、合わないこともあり、あまり当てになりません。

又、内蔵電池の消耗により物凄いズレが生ずることもあります。
電池の交換方法については、別稿に譲るとして、以下にパソコンの時刻を合わせる方法を3つご紹介したいと思います。

パソコンの時刻を合わせる3つの方法

パソコンの環境は、Windows10を想定しています。

この記事は、初心者の方から中級者の方向けに、時刻を合わせる3つの方法をお伝えします。

1. Windows10の設定で、簡単に時刻を合わせる方法。

簡単で良いのですが、その都度の修正という欠点があります。

2. 放っておいても自動的に時刻を合わせてくれる無料アプリ「桜時計」の使い方。

これは、ソフトが動いている間は、決めた間隔で時刻を修正してくれるものです。

3.自動で合わせてくれる無料アプリ「桜時計」をより便利に使う方法。

2では一度パソコンをシャットダウンすると、次に起動したときに、「桜時計」も立ち上げないといけません。それをパソコンの起動と同時にできるようにする方法をお伝えします。)

あなたのご希望に合わせてお読みくださいね。

それでは1から順にご説明します。



1.Windows10の設定で簡単に時刻を合わせる方法

Windows10の設定を開き、「時刻と言語」を選択します。

 

 最初に「日付と時刻」が表示されます。

「時刻を同期する」の所で、「今すぐ同期」をクリック。

これで、合います。しかし、いずれ狂います。

時刻合わせと言いながら、無責任ですがそんな程度のものです。

タイムサーバーが混んでいる時はエラーが出ることがありますが、その時はもう1回クリックすれば大丈夫です。

気になる人は、1時間に一度位、カチカチと修正すれば良いでしょうが、現実的ではないですね。
そういう方にはフリーソフトを使って常に自動補正するやり方をお勧めします。

ということで、2の無料アプリのご紹介に移ります。

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2.放っておいても自動的に時刻を合わせてくれる無料アプリ「桜時計」の使い方。

Windows95時代からの古いソフトですが、定評があります。

「桜時計」は、こんなスタイルです。

 

上の例では、「0.002秒進んでいます」と平気で言っていますが、
2/1000秒ですよ、ほぼ誤差なしと言って良いのじゃないでしょうか。

このミリ(1/1000)秒の精度を、指定した間隔で補正してくれます。

インストール前に一度、ご自分のパソコンの時計がどれ位誤差があるか見られると良いです。
相当ズレが大きくて、ビックリされるのではないでしょうか?

以下のアドレスは”国立研究開発法人情報通信研究機構”のホームページにある日本標準時です。

https://www.nict.go.jp/JST/JST5.html

使い方

ダウンロードは下記のVectorのサイトからできます。
Windows Me/2000/NT/98/95となっていますが、10でも使えます。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、指示に従えばインストールも簡単に終了します。

https://www.vector.co.jp/soft/win95/personal/se050672.html

インストール出来たら、「SKRWATCH.EXE」ファイルを右クリック→「管理者として実行」して下さい。

ここで、今後も良く出て来る「管理者として実行」の意味は、そのコンピュータを利用しているユーザー全員に影響する変更を1ユーザーが実行することを防止するために、管理者特権での実行という意味です。簡単に言えば、オーナー権限みたいなものですかね。

 

 

設定をクリックして、「調整時間間隔」、「応答動作反応限界時間」、「修正トリガー発動誤差時間」などを設定します。その前に「オンライン」にチェックしておいて下さい。そうしないと、サーバーと交信出来ません。

  • 「調整時間間隔」とは、あなたが指定した時間で時刻を合わせる間隔のことです。簡単に言えば、何分おきに合わせますか?ということです。
    指定したサーバーへの負担軽減のため、60分に1回位が良いでしょう。
  • 「応答動作反応限界時間」とは、あなたが指定した時間以上にサーバーの応答がかかる場合には、時刻合わせをしないということです。これはデフォルト設定の600ミリ秒、つまり0.6秒以上かかる場合は時刻合わせを中止するということです。
  • 「修正トリガー発動誤差時間」とは、あなたが指定した時間以下の誤差範囲内であれば、時刻合わせはしないということです。1/1000秒単位で指定出来ますが、私は、5/1000=0.005秒以内の誤差は修正しないようにしています。
    この場合、6/1000秒の誤差が発生したら、時刻合わせをするということです。
  • タイムサーバーは、日本の情報通信研究機構「NICT インターネット時刻供給サービス」を使用しています。

これでパソコンを使用している間は「桜時計」が自動的に時刻を合わせてくれます。
ただし・・・パソコンを終了してしまうと、次に起動するときにまた「桜時計」を立ち上げなくてはいけないんですね。これはちょっと面倒です。
ということでパソコンの起動と同時に「桜時計」も起動するように設定する方法を次の章で解説します。

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3.自動で合わせてくれる無料アプリ「桜時計」をより便利に使う方法。

それには、「タスクの作成」を行います。「タスク」とは、簡単に言えばパソコンにあなたが決めた時間に、あなたが指定したプログラムを、あなたの都合に合わせて行わせる指示書みたいなものです。

設定は、以下の通りにすれば大丈夫です。

①「Windowsスタート」を右クリックして、「コンピューターの管理」を選択

まず、「タスクスケジューラ」を開くために、「コンピューターの管理」を開きます。「タスクスケジューラ」とは、数ある「タスク」を統括指揮するマネージャーみたいなものですね。みんなが、まちまちに仕事をやり始めたら混乱が起きますから、統制する人みたいなものです。

 

②「タスクスケジューラ」の「タスクスケジューラライブラリ」を選択

「タスクスケジューラ」の下位にある「タスクスケジューラライブラリ」を選択します。「タスクスケジューラライブラリ」は、読んで字のごとく「タスクスケジュール」が集まった場所のことです。
ここに、新たな「タスク」を作り、収めるということです。
本棚に手順書が1部追加される感じですかね。

 

③「タスクの作成」を選択

右上にある「タスクの作成」をクリックします。

 

④タスク名とタスクの説明を記入

ご自分が分かり易い名前(非漢字)と説明文です。

ここでは、名前は「Sakura Watch」、タスクの説明は、「桜時計を起動する。」にしました。

「ユーザーがログオンしているときのみ実行する」にチェック。

「最上位の特権で実行する」にチェック。

 

 

⑤「トリガータブ」で、「新規」を選択

起動の引き金(トリガー)を新規に作成するため、「新規」をクリックします。

 

⑥新しいトリガーの設定

タスクの開始契機は、「ログオン時」、「特定のユーザー」と、「有効」にチェック。

 

⑦操作タブで、「操作の指定」と、起動するプログラムの参照先を指定

操作は、「プログラムの開始」、「プログラム/スクリプト」は、プログラムファイルのある場所を指定して下さい。

ここが一番難しい所だと思いますが、下記の通りやれば出来ます。

まず、「参照」をクリックして、プログラムのある場所まで行って、プログラムファイルを選択(開く)して下さい。

そうすると、「プログラム/スクリプト」欄にパスが記述されます。

パスとは、ファイルのある場所までの経路を示すための文字列を言います。
簡単に言えば、プログラムファイルがどこにあるかを示す文字列のことです。
電車の定期券もパスと言いますが、これもどこからどこまで、という経路を表しますよね。

 

参照方法は、予めプログラムの場所を「ファイルの場所を開く」で確認しておけばスムーズに指定出来ます。

 

 

⑧条件タブで、電源使用時の開始条件を設定

「コンピューターをAC電源で使用している場合のみタスクを開始する」のチェックを外す。

 

⑨設定タブで、タスクの再起動間隔、試行最大回数などを設定

「タスクが失敗した場合の再起動の間隔」、「再試行の最大回数」、「タスクを停止するまでの時間」などの設定は、デフォルトで良いです。

 

OKをクリックで、全工程完了です。

 

⑩確認

「タスクスケジューラライブラリ」を右クリックして「最新の情報に更新」

すると、追加したタスクが「ライブラリー」の中に表示されます。

これで、ログオンした時には必ず管理者権限で「桜時計」が起動します。

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おまけ

自動起動させていても、何かの拍子で「時刻が取得出来ません」となっている場合は、

タスクバーのアイコンを右クリックして、一旦プログラムを終了させて

デスクトップのアイコンを右クリックして、再度「管理者として実行」して下さい。

 

アイコンを出していない場合は、
タスクバーを右クリックして、「タスクマネージャー起動」→「プロセスタブ」→「桜時計」を右クリック→「タスクの終了」で、プログラムを一旦終了させてから、改めてプログラムを「管理者として実行」して下さい。オンラインへのチェックも忘れずに。

以上で、ちゃんと時刻補正が出来ていると思います。

まとめ

パソコンの内部時計は、メール送信時の日時表示、その他色々なものに使われますので、正確な時刻表示は大切です。

又、私のようにパソコンでテレビ録画をやっている者にとって、時刻の正確さというのは非常に大切です。

録画開始時刻のズレが起きると頭切れや尻切れが起きて、ストレスの素になりますから「桜時計」は重宝しています。

一度インストールして使ってみて下さい。